高校野球のリーグ戦、「Liga Future」は、単なるリーグ戦ではなく、球数制限、低反発の金属バットの使用、スポーツマンシップの学びなど、高校野球の未来を考えた取り組みで注目を集めていた。昨年までは大阪、新潟、長野の3府県だったが、今年からLiga Agresivaと名称を改め、14都府県に渡る12のリーグで80校以上の高校が参加。香川県でも今年からリーグ戦が始まった。
「昨年からスタートするつもりでいたのですが、新型コロナ禍もあって難しくなりました。今年は、体制を整えることができたので、5校でまずはスタートすることにしました」
幹事役を務める高瀬高校の杉吉勇輝監督は語る。
今季Liga Agresiva、香川リーグに参加した高校は以下の5校
多度津高校、高瀬高校、観音寺総合高校、琴平高校、丸亀高校
いずれも公立高校。香川県は高松商業高校に代表されるように、公立高校が強い土地柄ではあるが、5校はいずれも中堅校。ともにリーグ戦の趣旨を理解して参加した。
香川リーグのルールは以下の通り
・10/17(日)から11/14(日)までの約1ヶ月間、日曜日を中心に計6日間の日程で行う。
なお、11/21(日)を予備日とする(六大学野球のような対抗戦のイメージ)。
・背番号を付けて試合をする。背番号は試合ごとに変更しても構わない。
・1投手100球以内の球数制限を設ける。
100球に達した場合は、その打者の打撃が完了するまで投球することができる。
・バットは低反発の金属バット、もしくは木製バットを使用する。
・対戦校同士で協議し、1試合もしくは2試合を行う。試合は5回終了で成立とする。
1試合のイニング数、延長戦をするかどうかは対戦校同士で事前に決める。
コールドゲームは7回7点差とする。5回10点差によるコールドゲームは適用しない。
・大会同様、1試合目の開始前にジャンケンで先攻・後攻を決める。
後攻のチームが先にノックをする。
・リエントリーは可とする。
スターティングプレーヤーはいったん試合から退いても、いつでも一度に限り再出場す
ることができる。ただし、交代できるのは自身の元の打順を受け継いだプレーヤーに限
られる。
・DH制は可とする。なお、どのポジションにも適用可とする(1人のみ)。
Liga Agresivaでは、低反発の金属バット(BBCOR仕様)か木製、竹製のバットを使用することができる。香川の5校ではBBCOR仕様のバットを持っている高校はなかったが、まず高瀬高校が1本購入し、メーカーからの提供もあり、各校で持ち回りで使っていた。
それ以外は木製バット、竹製バットを使用したが、各校の指導者からは予想以上の効果があったと声が上がった。
香川県立琴平高校の山本雄一郎監督は、
「うちは竹バット使わせたのですが、打球が飛ばないので、野手が頑張って追いかけたら追いつくんですよね。守備範囲が広がります。最近は打球が速くて、投手なんか危ないなと思うことがあったのですが、怪我も防げるのでバットのメリットは感じますね」
と語る。
香川県立丸亀高校の桑嶋裕二監督も、
「低反発バット、木のバットを使うのがいいなと思いました。実際にやってみてバッターの技術の無さが際立ちますし、投手の球数が減りますし、エラーや四球も少なくなる。野球をやっていて大事なことを子供たちが分かるのがいいと思います。
これまでの試合は、エラーや四球がいっぱい出てもたまたま安打がカンカンと出て勝ってしまったら帳消しになってしまいましたが、このリーグ戦では野球の大事なことがすごく理解できました」と語った。
公立5校でスタート。新ルールも設定
「昨年からスタートするつもりでいたのですが、新型コロナ禍もあって難しくなりました。今年は、体制を整えることができたので、5校でまずはスタートすることにしました」
幹事役を務める高瀬高校の杉吉勇輝監督は語る。
今季Liga Agresiva、香川リーグに参加した高校は以下の5校
多度津高校、高瀬高校、観音寺総合高校、琴平高校、丸亀高校
いずれも公立高校。香川県は高松商業高校に代表されるように、公立高校が強い土地柄ではあるが、5校はいずれも中堅校。ともにリーグ戦の趣旨を理解して参加した。
香川リーグのルールは以下の通り
・10/17(日)から11/14(日)までの約1ヶ月間、日曜日を中心に計6日間の日程で行う。
なお、11/21(日)を予備日とする(六大学野球のような対抗戦のイメージ)。
・背番号を付けて試合をする。背番号は試合ごとに変更しても構わない。
・1投手100球以内の球数制限を設ける。
100球に達した場合は、その打者の打撃が完了するまで投球することができる。
・バットは低反発の金属バット、もしくは木製バットを使用する。
・対戦校同士で協議し、1試合もしくは2試合を行う。試合は5回終了で成立とする。
1試合のイニング数、延長戦をするかどうかは対戦校同士で事前に決める。
コールドゲームは7回7点差とする。5回10点差によるコールドゲームは適用しない。
・大会同様、1試合目の開始前にジャンケンで先攻・後攻を決める。
後攻のチームが先にノックをする。
・リエントリーは可とする。
スターティングプレーヤーはいったん試合から退いても、いつでも一度に限り再出場す
ることができる。ただし、交代できるのは自身の元の打順を受け継いだプレーヤーに限
られる。
・DH制は可とする。なお、どのポジションにも適用可とする(1人のみ)。
バットが違うと野球が違ってくる!
Liga Agresivaでは、低反発の金属バット(BBCOR仕様)か木製、竹製のバットを使用することができる。香川の5校ではBBCOR仕様のバットを持っている高校はなかったが、まず高瀬高校が1本購入し、メーカーからの提供もあり、各校で持ち回りで使っていた。
それ以外は木製バット、竹製バットを使用したが、各校の指導者からは予想以上の効果があったと声が上がった。
香川県立琴平高校の山本雄一郎監督は、
「うちは竹バット使わせたのですが、打球が飛ばないので、野手が頑張って追いかけたら追いつくんですよね。守備範囲が広がります。最近は打球が速くて、投手なんか危ないなと思うことがあったのですが、怪我も防げるのでバットのメリットは感じますね」
と語る。
香川県立丸亀高校の桑嶋裕二監督も、
「低反発バット、木のバットを使うのがいいなと思いました。実際にやってみてバッターの技術の無さが際立ちますし、投手の球数が減りますし、エラーや四球も少なくなる。野球をやっていて大事なことを子供たちが分かるのがいいと思います。
これまでの試合は、エラーや四球がいっぱい出てもたまたま安打がカンカンと出て勝ってしまったら帳消しになってしまいましたが、このリーグ戦では野球の大事なことがすごく理解できました」と語った。