人間力を育む、非・勝利至上主義!
全選手を試合に出場させる
大会前でもみんなが同じ練習を行う
練習時間は短く、あえて9時集合
親の当番や係なし、父母会もなし
野球だけではなく、勉強も両立させる
中学野球の取り組み方がその後の人生を左右する!
2019年、2020年と2年連続で『ベストコーチングアワード』の最高位である三ツ星を受賞した浦和ボーイズ監督である著者が記した一冊。
内容紹介
●人間力を育む!
●非・勝利至上主義!
をスローガンに掲げ、以下のような方針でチーム運営を行っています。
・全選手を試合に出場させる
・大会前でもみんなが同じ練習を行う
・練習時間は短く、あえて9時集合
・親の当番や係なし、父母会もなし
・野球だけではなく、勉強も両立させる
中学野球の取り組み方がその後の人生を左右する!
と考える著者は、以下のように述べています。
私は、「子供たちに野球の楽しさを教えたい」と思って指導を続けています。
だから、うまい選手だけを試合に出すのではなく、すべての選手を試合に出場させる方針でチームを運営しています。大会前であっても、全選手が同じ練習メニューをこなします。
こういったことをチーム創設以来、ずっと続けています。その結果として、野球人口を増やすことにちょっとでも貢献できればなおいいと思っています。
本書を記した大きな理由は、全国から恥ずかしい指導者をなくし、たくさんの子供たちに野球というスポーツを心の底から楽しんでほしいからです。
そのためには、球児のお子さんを持つ保護者のみなさんの考え方を変えてもらう必要もあるかもしれません。
2008年に4名からスタートした浦和ボーイズが、2021年現在それほど強いチームではないのに、なぜ部員数150名を超える大所帯となったのか。
本書を読めば、その理由がおわかりいただけると思います――本文より
タイトル:全員補欠 全員レギュラー 少年野球界の常識を覆す育成指導
著者:中山 典彦
発行元:竹書房
定価:1925円