ニュース 2022.01.21. 20:01

子どもたちの熱気ムンムン!トータルテンボス藤田さんらが3回目の野球教室開催

無断転載禁止
第3回目となる「Yoshimoto Enjoy Baseball」が2022年1月17日(月)に明治神宮球場室内練習場で行われました。平日夜からの開催にもかかわらず30名近い野球少年、少女達集まり野球を楽しみました。




この日の講師を務めたのは元千葉ロッテの荻野忠寛さん、元東京ヤクルトの上田剛史さんの2人、そして元高校球児で日本野球連盟の指導者ライセンスも持つトータルテンボスの藤田憲右さんの3人(参加予定だった片岡保幸さんは急遽不参加)。

投げる練習を担当したのは荻野さん。まずはボールを投げ始める前に肩甲骨を前後にぐるぐる回すストレッチを丁寧に指導。現役時代に肩、肘の手術を経験している荻野さんは子ども達に投げる前のストレッチの大切さを説いていました。



その次に行われのはボールを真下に叩きつけ、バウンドして高く上がったボールをなるべく動かないでキャッチするという練習。それができるようになると今度は塁間よりも少し長い距離に子ども達が分かれ、その中間地点に置かれたボールをめがけてボールを投げ合うという練習。地面に投げつけた時と同じ要領で真下ではなく前方に向かってボールを投げます。見事に命中させる子どももいました。



バッティング練習を担当したのは上田さん。まずは子ども達の素振りをチェック。
「軸足を回すのは最後。インパクトするまで回さないように意識すること。大谷選手(エンジェルス)もボールがバットに当たるまで軸足は回っていないよ」
「ボールがバットに当たるまでしっかり見る。打球を見るのは振り切った後」
「素振りの時から(ピッチャーが投げるボールを)イメージして目の動きを意識しよう」
などと子ども達にスイングを見て具体的なアドバイスを送っていました。



その他にも1人3球ごとのトスバッティングや内野守備練習、走塁、リードのとり方、盗塁の一歩目の足の出し方など、90分間子ども達は元プロ直伝の練習メニューに楽しく取り組みました。



「上達する秘訣は楽しくやること。楽しいと思ってやっていると勝手に上手くなる。家でゲームをやっているときに『上手くなりたい』と思ってやっていないでしょ? 楽しいからやっていたら勝手に上手くなっているでしょ? それと同じ。まずは自分が楽しいと思うことをやる。それを続けていけばプロ野球選手にだってなれるよ」

イベントの最後に荻野さんが子ども達に「野球が上手くなる秘訣」を伝授してこの日のイベントは終了しました。

今回参加したほとんどの子ども達が少年野球チームに所属している様子で、想定を上回る技術レベルの高さに驚かされました。
この雰囲気に気後れしたのか、チームに未所属の8歳の男の子はなかなか練習の輪の中に入っていくことができませんでした。しかし、藤田さんが男の子に声をかけて練習場の隅で即席のマンツーマン練習がスタート。グローブの構え方から始まり、ボールをキャッチする練習の前にはボールをグローブでたたき落とす練習から始めるなど、子どもの目線に合わせた丁寧な練習が印象的でした。男の子のお母さんに話を伺うと「野球未経験なので(参加することに)不安がありました。でも藤田さんが優しく相手をしてくれて本人も嬉しそうで良かったです」と話してくれました。



「今回が3回目になりますけど確実に盛り上がってきていると感じています。野球人口が減ってきているとはいえ、熱はまだあると思っています。みんな上手かったですけど今回参加してくれた8歳の男の子のように、野球をやったことがない子にも気軽に参加して欲しいですね。第4回目につなげていきたいと思います」

この日の感想と今後についてこのように話してくれた藤田さん。第4回目の開催も楽しみです。(取材・写真:ヤキュイク編集部)
ポスト シェア 送る

もっと読む

連載・コラム
カラダづくり
練習
お役立ち
チーム紹介
TOPICS