ニュース 2022.02.14. 12:09

女子コーチが「野球の楽しさ」を教える「大枝公園キッズベースボールスクール」



1月24日に行われた「体験会」では10人の子どもが父母とともに、検温、手指消毒など感染症対策を十分に施したうえで参加。
「ジンギスカン体操」、「ふえおにごっこ」、「キャッチボール」、「ストラックアウト」、「ティーバッティング」、「並びっこベースボール」と段階を踏んで野球の体験をしていった。



女子コーチたちは子どもの目を見て笑顔で話している。また子どもの名前をすぐに憶えて、いいプレーが出ると「〇〇、ナイスピッチング」と名前を呼んで褒める。子どもと仲良くなるのが早いうえに、盛り上げるのも非常に上手だ。
上下関係が男子ほど厳しくなく、和気あいあいとした雰囲気でスポーツを楽しむ「女子野球の文化」が、エントリークラスの子どもにはよくマッチしている印象だ。

最後の並びっこベースボールでは、2組のチームに分かれた子どもたちは、目を輝かせてボールを打ち、ダイヤモンドを駆け回っていた。
こうした体験会ではいつも思うことだが、野球を知らない子どもでも、ゲームに触れることができれば、そのスリリングな楽しさに夢中になるのだ。



「もうちょっとやりたい、というところで終わるのがポイントですね。『野球は楽しい』と思ってもらうことが我々の目的なんです」

スクールを運営するアスレチックトレーナーの牛島詳力(うししま・よしかつ)氏は語る。牛島氏は2006〜2007年、タンパベイ・デビルレイズで、森慎二投手の通訳兼トレーナーを務めた。現在は元阪神タイガースの赤星憲広氏が主宰する「レッドスターベースボールクラブ」で、トレーニングコーチ兼アスレチックトレーナーを務めている。



「遊びから入って、野球の面白さに目覚める子どもが少しでも増えることが、私たちの目的です。女子選手たちも、子どもたちに指導することでいろいろと学ぶことがあるのではないでしょうか」

すでにスクールは始まっているが、今からでも参加が可能だ。
「野球遊び」がなくなって、子どもたちが野球に触れるきっかけがなくなっているなかで、野球の楽しさを実感できる絶好の機会だ。

毎週月曜日、夕方に大枝公園(大阪府守口市)で開催
キッズ1クラスは小学校1~2年生 16:00~17:30
キッズ2クラスは小学校3~4年生 16:45~18:15
月謝は月4回で6000円

(取材・写真:広尾晃)

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