ニュース 2022.03.18. 13:13

「よりよい指導」を求めて指導者たちが学び続ける市川シニア(後編)


「より良い指導」の先にある目指すべきチーム像




——市川シニアの他のチームにはない良さはどこにあると思いますが?

さっき話した若いOBコーチ達が多い(現在5人/2022年3月時点)こと。そして彼等が一生懸命に学んでいることですね。あとは3年間の伸びしろというか、成長度は相当高いと思います。今のチームに「○○ジュニア」出身の選手なんて1人もいませんが、全国トップレベルの佐倉シニアさんと毎年決勝戦で戦うところまで行きますしね。野球を授業に例えたら相当多くの単元を学ぶことができるチームだと思います。

——昨年の秋の支部大会ではその佐倉シニアに初めて勝ったそうですね。

そうですね。私が監督になってから公式戦で初めて勝つことができました。

——ちなみにこの4月から、OBコーチ5名を含めたオール20代のコーチによる「育成部」を立ち上げるそうですね。どういった狙いがあるのでしょうか?

狙いは中学生たちの成長を最大化させることです。中学2年の夏の代替わりまでの期間を育成部のコーチ全員で指導計画を作り、どう最終年度に向かわせるか、毎週オンラインでミーティングをしながら、監督である私とも連携して動いていく予定です。ちなみに育成部のコーチは全員アンダー15のライセンスも取得している、学びたくて仕方がない連中です(笑)。



——最後にお聞きしますが「より良い指導」の先にある、宇野監督が目指すチームはどんなチームでしょうか?

選手達を、凄く真剣に勝負に臨ませてあげながら、野球技術の成長と心と体の成長をしっかりと与えられて、一生の仲間を作ってあげられる、そんなチームですね。

宇野監督、ありがとうございました!

(取材・写真:永松欣也)

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