■初の全国大会!勝手に高くなった入部の敷居
——3年前にマクドナルド杯に初めて出場されましたね。でも翌年がまさかの新入部員0人だったと聞きました。
私もどれくらい新入部員が入ってきてくれるかなと、結構期待していたんですけどね(笑)。
——原因としてどんなことが考えられますか?
全国大会に出たチーム=厳しいチーム、保護者の負担が大きいチーム、と思われて入部する敷居が勝手に高くなってしまった部分があると思います。
——全日本学童で3回日本一になっている「多賀少年野球クラブ」(滋賀)の監督さんも「強くなるにつれて部員が減っていく、集まらない時代があった」と仰っていました。
多賀さんのようなチームと一緒に語られる立場ではありませんが、それはすごく分かりますね。
———監督も怖いんだろうな、親の当番も大変なんだろうなと、思われているのかもしれないですね。
それもあるでしょうね。うちは「保護者の当番は絶対です!」ということはなくて、保育所とか託児所の感覚でお子さんを置いていってもらって大丈夫です、指導者たちで面倒を見ますから、という方針なんですけどね。その辺が、全国大会に出たことで余計に上手く伝わらなくなってしまっていますよね。
——保護者の当番はどれくらいの頻度なのですか?
見守り当番として、月に一回まわってくるかどうかというくらいの頻度です。何をするわけでもないですけど、小さい子もいますし、バットも使っていますから、大人の目が一定数は必要になりますからね。
——悪名高いお茶当番などはあるのでしょうか?
ないですないです! ありません!
インタビュー後編に続きます。