2019年に高円宮杯全日本学童軟式大会(マクドナルド杯)に、悲願の初出場を果たした横川中央学童野球部(栃木県宇都宮市)。初めての大舞台は残念ながら初戦で敗れてしまいましたが、指導者達は「全国大会にも出られたし、来年からは新入部員が増えるに違いない」と思ったといいます。しかし、翌年の新入部員はまさかの0人。なぜ、そのようなことが起こったのでしょうか? チームを全国大会へ導いた堀野誠監督にお話を聞いた、後編をお届けします。
——さきほど練習試合を見学させていただきましたが、凡ミスや失敗に対しても、監督さんは怒鳴ったり大声を出さずに、できるだけ子ども達に優しく、ポジティブに接している姿が印象的でした。怒声、罵声などは意識して控えるようにしているのでしょうか?
そこは意識していますね。指導者側のストレス発散のような感じで怒鳴ったり、大声を出したりするのはやっぱり控えたいですよね。ただ、普段から子ども達とコミュニケーションをしっかりとっている中で、この子に対してはこのタイミングでちょっと厳しく言った方がいいな、ちょっと怒っている感じで言った方がいいな、ということもあります。そこは意識して使い分けるようにしています。
——練習頻度はどれくらいですか?
平日は火曜、木曜。金曜は隔週になります。土日は8時から16時までやっています。
——最近は練習が週一回、半日だけというチームも増え、子ども達もかなり集まっているようです。そういったチームと比べると練習が多い、土日の練習時間も長いと保護者の目には映るのかもしれないですね。
土日の練習時間に関して言うと、もちろん上手くなりたい、強くなりたい、試合に勝てるようになりたいからという事もあります。でも朝から夕方までやっているのには他の理由もあるんです。
——どのような理由なのでしょうか?
うちのチームは他の習い事と掛け持ちOKなんです。今日もせっかくの東京遠征なのですが、水泳や習字など他の習い事で来れなかった子もいます。朝から夕方まで練習をしていれば、そういった子達も普段の土日はどこかの時間帯だけでも来れるんです。練習時間が長いのは、子ども達用にむけて、朝から夕方までお店を開けている感覚なんです。
——なるほど。
練習時間を土曜の午前、日曜は午後だけとかにしてしまうと、その時間帯に他の習い事や家族の用事が入っている子どもは練習に参加できなくなりますからね。
——例えば、土曜の午前と日曜の午後のみ練習に参加、土曜は休んで日曜の午後だけ練習に参加、というようなことでもOKなのですか?
OKですよ。監督の立場としては、本当は1日練習をやらせたい、やってもらいたいという気持ちはもちろんあります。でも親御さんも、子どもに野球だけをさせたいという時代ではないですし、習い事も掛け持ちするのが当たり前の時代になっていますからね。
【土日の練習時間を長くした、イマドキな理由】
——さきほど練習試合を見学させていただきましたが、凡ミスや失敗に対しても、監督さんは怒鳴ったり大声を出さずに、できるだけ子ども達に優しく、ポジティブに接している姿が印象的でした。怒声、罵声などは意識して控えるようにしているのでしょうか?
そこは意識していますね。指導者側のストレス発散のような感じで怒鳴ったり、大声を出したりするのはやっぱり控えたいですよね。ただ、普段から子ども達とコミュニケーションをしっかりとっている中で、この子に対してはこのタイミングでちょっと厳しく言った方がいいな、ちょっと怒っている感じで言った方がいいな、ということもあります。そこは意識して使い分けるようにしています。
——練習頻度はどれくらいですか?
平日は火曜、木曜。金曜は隔週になります。土日は8時から16時までやっています。
——最近は練習が週一回、半日だけというチームも増え、子ども達もかなり集まっているようです。そういったチームと比べると練習が多い、土日の練習時間も長いと保護者の目には映るのかもしれないですね。
土日の練習時間に関して言うと、もちろん上手くなりたい、強くなりたい、試合に勝てるようになりたいからという事もあります。でも朝から夕方までやっているのには他の理由もあるんです。
——どのような理由なのでしょうか?
うちのチームは他の習い事と掛け持ちOKなんです。今日もせっかくの東京遠征なのですが、水泳や習字など他の習い事で来れなかった子もいます。朝から夕方まで練習をしていれば、そういった子達も普段の土日はどこかの時間帯だけでも来れるんです。練習時間が長いのは、子ども達用にむけて、朝から夕方までお店を開けている感覚なんです。
——なるほど。
練習時間を土曜の午前、日曜は午後だけとかにしてしまうと、その時間帯に他の習い事や家族の用事が入っている子どもは練習に参加できなくなりますからね。
——例えば、土曜の午前と日曜の午後のみ練習に参加、土曜は休んで日曜の午後だけ練習に参加、というようなことでもOKなのですか?
OKですよ。監督の立場としては、本当は1日練習をやらせたい、やってもらいたいという気持ちはもちろんあります。でも親御さんも、子どもに野球だけをさせたいという時代ではないですし、習い事も掛け持ちするのが当たり前の時代になっていますからね。