ニュース 2022.07.21. 18:02

【用賀ベアーズ】目指す野球も目標も、決めたのは子ども達


【「野球に対して正しい」ことがチームの強み】


練習後の用賀ベアーズの選手と監督

——全国的に少年野球人口が減少しているなかで、チーム全体としては毎年60人以上の部員が集まっている要因はどこにあると思いますか?

体験会に来ていただいて、他のチームと比較してうちのチームを選んでくれたというパターンがほとんどですね。勝つことにガツガツしていないですし、「野球に対して正しい」というのが用賀ベアーズの強みだと思っています。指導者がちゃんと少年野球を分かっている、勉強している。ほとんどのコーチが少年野球指導の資格も取っていますし、健全に安全に指導が行えていると思っています。

——だから安心して子どもを預ける親御さんが多いのでしょうか?

それもあると思っています。あとは、学童野球は子どもがケガをしがちですから大人の目がしっかりしていないとできないと思うんですけど、そこが他のチームよりも相当強いのかなと思います。今日も子ども9人に対して、お父さんコーチを含めてグラウンドには11人の大人がいましたしね。コーチの人数が多いことで、全体としてこうではなくて、この子はこう、この子はこう、という指導がやりやすい、1人ひとりに目が届きやすい体制が整えられています。そういう部分もチームを選んでもらえる理由の一つかもしれません。

——チームのfacebookに「保護者の負担を限りなく減らす取り組みをしています」みたいなことが書いてありましたが、具体的にはどんなことをされていますか?

特別なことはしていません。当番は月に二回ありますが、丸一日グラウンドに来て頂くのではなく、土日の午前、午後の半日、どこかで見守り当番として来てくれたらOKになっています。もちろんお茶当番や指導者の世話などは不要で、練習を見守る「大人の目」としてのみ来てくれればOKです。都合が合わなければ相談して当番を代わってもらったりとかもOKです。
今日はお母さんが4人来てくれていますけど、これは強制的に来ていただいているのではなくて、多分楽しいから来てくれていると思うんですよね。ですから、父兄の負担に目くじらを立てるようなチームコンディションにはなっていないということは言えるのかなと思います。

——最後に今後の目標を教えてください。

試合の結果に一喜一憂するよりも、残り半年、卒団式まで大きな怪我なく子ども達が野球を楽しんでくれることですね。

(取材・写真:永松欣也)

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