ニュース 2022.08.18. 11:42

野球少年の上手なプロテイン活用法は?おすすめはジュニアプロテイン

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「プロテイン」という言葉はよく耳にするけど、なんだかよく分からない。飲むと筋肉がつきすぎちゃう? 背が伸びなくなる? 子どもに飲ませるのはちょっと不安......そんなことを考えるお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか? そこで栄養学のプロである管理栄養士の小浦真菜さんに、プロテインとは何なのか? プロテインの上手な活用の仕方などのお話を伺いました。プロテインを正しく理解して、上手に活用するヒントが満載のインタビューです。




「食事の補助」として活用したいプロテイン


——スポーツの世界では「プロテイン」という言葉をよく聞きます。プロテインとはそもそも何なのでしょうか?

英語でタンパク質を「プロテイン(protein)」といいます。普段食事でとるお肉や魚、卵などを食べることによって摂取されるタンパク質と同じですね。タンパク質は筋肉や肌、髪の毛など、体の土台作りに必要な栄養素になります。

——「プロテイン」と聞くと、筋肉がモリモリになるというイメージがありますが、子どもが摂取しても問題はないのでしょうか?

プロテインはタンパク質であり、カラダづくりの重要な栄養素となります。そのため、成長期の子どもにも欠かせません。

また、プロテインの中でもジュニアプロテインは子ども用のプロテインとして発売されているため、通常のプロテインと違い、成長期に必要なビタミン・ミネラルがしっかり配合されているのも大きな特徴です。

また、プロテインを飲むだけで筋肉がモリモリになるということもありません。プロテインは筋肉の材料になりますが、トレーニング後に飲むことで破壊された筋組織に吸収されて筋肉がつきます。筋肉モリモリになるのは筋トレ等の努力の成果といえるでしょう。

——子どもにプロテインを飲ませることにちょっと不安を持つ親御さんもいると思いますが、プロテインを飲むのに年齢は関係ないということですね。



プロテインはタンパク質なので年齢は関係ありません。ですが、基本的には栄養素は食事から摂取しましょうというのが前提になります。ですので、まずはしっかりと日頃からバランスの良い食事をとっていただいて、その補助として活用していただくのがおすすめです。

——食事の補助というとどのようなイメージになりますか?

例えば、お子さんに卵アレルギーがあったり、牛乳や魚、大豆製品が苦手であったりする場合などに、タンパク質の補助という目的で1日のどこかで上手にプロテインを摂ることですね。

あとは、スポーツをやっているお子さんであれば、練習後に疲れて食欲がわかないという場合でも、プロテインだと飲み物として効率よくタンパク質を摂取することもできます。

また、食が細い子も、食事+プロテインという形で上手く活用できますし、バタバタしていて朝ご飯をしっかり用意できない時などにも、普段の飲み物をプロテインに変えることで手軽にタンパク質を補給できます。

大事なのは「バランスの良い食事」と「欠食」しないこと


——さきほど「まずはしっかり日頃からバランスの良い食事」をとることが大事だと伺いましたが、バランスの良い食事とは具体的にどんな食事なりますか?



農林水産省の『食事バランスガイド』(https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/)を参考に、主食(ごはん、パン、麺類など)、主菜(肉、魚、大豆料理など)、副菜(野菜、きのこ、海藻類など)、牛乳・乳製品、果物を自身の性別・身体活動量・年齢に合わせて摂取することが大切です。

——でも共働き世帯も多い現代では、このように三食しっかり作ることも難しいですよね。また作ったからといって子どもにも好き嫌いがあると思いますので、それを残さずにしっかり食べるとは限らないですよね。

おっしゃるとおりです。ですので、主食、主菜、副菜を用意するのが難しければ、例えばカレーを一品作ってその中に多めの野菜やキノコを入れてみるとか、お昼がお肉だったら夜はお魚にするとか、そういうちょっとした工夫の仕方を意識していただければと思います。

——あとは「欠食」しないこともジュニア期の成長では大事なんだそうですね。

朝食を欠食するとカラダはエネルギー不足になり、集中力が続かない、イライラするなどの症状につながってきます。さらに朝食を抜いた分だけ、間食のおやつや夕食をドカ食いし、肥満や生活習慣病にもつながります。

幼少期の生活習慣が健康の土台作りに直結するので朝食はしっかり食べてもらいたいですね。

——三食をしっかりとった上で、プロテインを上手く活用しましょうということですね。



その通りです。三食のうちの1つをプロテインにそのまま置き換えるということではなく、プロテインはあくまでも栄養の補助だと思って上手く活用して欲しいですね。

——ちなみにカルシウムはビタミンDと一緒に摂取すると体に吸収されやすくなるという話を聞きますが、タンパク質もこの栄養素と一緒に摂取すると吸収されやすくなるなど、相性の良い栄養素などはあるのでしょうか?

ビタミンB6はタンパク質の代謝に必要な栄養素で、タンパク質を多くとるほどビタミンB6も多く必要になります。

ビタミンB6は卵や魚などタンパク質が多い食品に含まれていることが多く、あまり不足することはありませんが、牛乳を何杯も飲んでいたり、ビタミンの入っていないプロテインを飲んでいたりする場合は注意が必要です。

タンパク質にも色々な種類がありますので、肉ばかり食べている人や魚が苦手な人などは、卵や豆製品などからもタンパク質は摂れますので、タンパク質の種類を意識して欲しいですね。

管理栄養士がオススメするジュニアプロテイン


——多くのメーカーから色んなプロテインが発売されていますが、選ぶ際のポイントなどがあれば教えてください。



まずは人工甘味料や保存料などが使われていないことですね。習慣的に飲むものなので、体に良くないものはできるだけ体に入れたくないですよね。

次にタンパク質の種類ですね。大豆たんぱく質と乳タンパク質とがあり、大豆タンパク質は畑の肉と呼ばれるほど栄養素が豊富で吸収が緩やか、腹持ちが良いという特徴があります。

植物性タンパク質ですので、普段お肉や卵などのから動物性タンパク質を多く摂られている方は植物性たんぱく質を補給する上でもおすすめです。さらに水に溶かすと乳アレルギーのお子さんでも飲めるのが嬉しいポイントです。

また乳タンパク質にはホエイとカゼインがあり、ホエイは牛乳由来のタンパク質で体への吸収が早いため、トレーニング後にカゼインは吸収がゆるやかなので腹持ちがよく、ダイエット中に飲むのがおすすめです。

——ちなみに一日に摂取するタンパク質の量の目安などはあるのでしょうか? また取り過ぎると良くないということなどはあるのでしょうか?



日本人の食事摂取基準(2020年版)では1日に必要なタンパク質の推奨量は8~9歳で40g、10~11歳で45g、12~14歳で60gとなっており、お子さんの日常の運動量が多い場合は、さらに多くのタンパク質が必要になってきます。

一方でタンパク質を多く摂ろうとすると、必然的に塩分や脂質も多くなってしまい、高血圧などの生活習慣病につながる可能性がでてきます。何事も適量が大切ですので、プロテインの場合は、メーカーが推奨する目安量を参考に飲んでください。

また、最近は様々な味の飲みやすい、美味しいプロテインが数多く発売されています。商品によっては砂糖が多く入っている物もありますので、おやつ代わりに飲み過ぎると肥満につながるリスクがあります。そのあたりも親御さんにはしっかり管理していただきたいですね。

——最後にスポーツをやっているお子さんにオススメのプロテインがあれば教えてください。

私は『アストリション ジュニアプロテイン』という商品をオススメしたいと思います。



オススメするポイントは3つあります。1つは人工甘味料・合成着色料・保存が使われていないこと。だからお子さんが毎日飲んでも安心です。

2つ目は大豆由来のタンパク質であること。畑の肉と言われるほど栄養満点な大豆たんぱく質を100%使用しており、強いカラダの土台づくりにおすすめです。さらに牛乳が嫌いなお子さんであれば水で溶かして飲むこともできます。

3つ目はカルシウムとマグネシウムがバランス良く含まれていることです。丈夫な体づくりには、カルシウムとマグネシウムをバランスよく摂ることが大切なのですが、『アストリション ジュニアプロテイン』にはこれらが栄養学的に最適とされる2:1の割合でしっかりと入っています。

この3つが揃っていることに加えて、人工甘味料不使用でありながら、お子さんが飲みやすい味(ココア味・イチゴ味・ヨーグルト味の三種類)にもなっていますので、無理なく続けられます。
ジュニアプロテインを上手く活用し、子どもの頑張りを応援しましょう!

——小浦さん、本日はありがとうございました

アストリション ジュニアプロテインの詳細はこちら

(プロフィール)


小浦真菜
中村学園大学を卒業後、管理栄養士として大手食品メーカーに入社。学校・病院・総菜・外食など様々な業界ヘレシピ・メニュー提案を行う。その後自身の悪玉コレステロールの値が高値になったことをきっかけに予防医療に興味をもち、現在は特定保健指導や糖尿病性腎症重症化予防事業をメインとして保健指導を行う。累計300人以上に保健指導を行い、食事や運動の大切さを伝えている。

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