ニュース 2022.09.16. 16:45

【教えて辻監督!】「どうやったら3、4年生でレギュラーになれるのですか?」

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学童野球の現役保護者でもあるトータルテンボス・藤田憲右氏が、日本一3度の強豪「多賀少年野球クラブ」の辻正人監督を質問攻めした本【「卒スポ根」で連続日本一! 多賀少年野球クラブに学びてぇ! これが「令和」の学童野球】(インプレス)。
この本の中から、全国の指導者、保護者からの質問、相談に辻監督が答える『教えて辻監督!』の章の一部を紹介します。

【しつもん】


全国大会で4年生の子が試合に出ていたことに驚きました。どうしたらそんなことが可能になるのでしょうか?

【辻】4年生どころか、2022年の全国大会には3年生の子がレギュラーで出場しているかもしれないですよ。

【藤田】えぇ!?

【辻】多賀では、全国大会とそれにつながる予選の大会だけは学年に関係なく実力主義なんです。それ以外の大会は6年生を優先する年功序列でやっています。このことは入部してきた時に保護者にも話していますし、毎年新年度の保護者総会の時にも話しています。どの大会が実力主義でどの大会が年功序列なのか分かるように大会別に一覧にしたものも渡して。

【藤田】勝ち上がっても近畿大会が最上位でその先に全国大会がないものは年功序列ですよ、ということですね。

【辻】そうです。だから「俺もこの大会は出られるんや!」ってその気になって頑張っている低学年の子が全国大会の試合に出られているんだと思うんです。

【藤田】はぁー。なるほどね。

【辻】6年生を全員試合に出してあげるのもいいと思うんですけど、全ての大会でそれをしてしまうと低学年にやる気がなくなるんです。どれだけ頑張ってもどうせ試合に出られないと思ってしまう。だから今の多賀は、どれだけ下の学年で全国大会のベンチに入れるか、どれだけ下の学年でレギュラーになれるか。それが下の学年の子と保護者のモチベーションになっているんです。

【藤田】3年生の子が多賀でレギュラーって、なかなか考えにくいですけどね。

【辻】その子は今2年生でセカンドを守らせているんですが、ゲッツーもパンパーンって捕りますし、「バッター1番!」とか内野に確認の声も出すんですよ。楽しみにしておいてください。

【藤田】すげぇなぁ(笑)。

【辻】その子は何としてもレギュラーに食い込みたいという思いに溢れている、めちゃくちゃ野球小僧みたいな子なんです。

【藤田】僕なんか2年生の頃はまだオシッコを漏らしていましたけどね(笑)。

【辻】(笑)。

【藤田】でもそれだけ下からの突き上げがあるならば、その子も6年生になった時にレギュラーでやっている保証はないということですよね。

【辻】そうなんです。2018年にマクドナルド杯で優勝した時はセカンドの子が4年生だったんですけど、5年生になった時はレギュラーでは出ていなかったんです。でも6年生になったらまた復活しましたけどね。

【藤田】面白い! すごい!





藤田憲右(ふじた・けんすけ)
1975年、静岡県生まれ。トータルテンボスのツッコミ担当。高校時代は小山高のエースとして活躍。高校野球大好き芸人として有名だが、現在は息子をきっかけに学童野球にも造詣が深く、『ヤキュイク』で連載を持つほか、オンラインサロン「トータル藤田の野球教」も運営中。

辻正人(つじ・まさと)
1968年、滋賀県生まれ。近江高では三塁手として活躍。1988年「多賀少年野球クラブ」を結成。則本昂大(楽天)は同クラブOB。2016年に全国スポーツ少年団大会優勝。2018年、2019年に全日本学童大会(マクドナルド杯)2連覇。

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