東京都新宿区を活動拠点にしている『四谷外苑ユナイテッド』は、近隣2チームが合併して6年前に誕生した軟式少年野球チーム。互いに40年以上の伝統を持つチームだったが、野球人口が減少しているなかで同じ小学校に通っている子どもを取り合うようなことにもなりかねず、チームの雰囲気、カルチャーが近かったこともあって合併したという。そんなチームは少年野球人口の減少が叫ばれるこの時代に部員が増えて続けている。四谷外苑ユナイテッドとはどんなチームなのだろうか?
まず驚くのはお父さんコーチの多さ。部員40人のチームに16人のお父さんコーチの姿があった。聞けば、多くのお父さんコーチが、自分の子どもが卒団した後もチームに残って指導を続けているという。その理由について、代表を務める松田康一さんはこう話す。
「皆さん、このチームで野球を通じてたくさんの思い出があると思うんです。それが忘れられないというのが一番大きいのではないでしょうか。自分の子どもだけ面倒を見るお父さんがそもそもいなくて、他の子にも自分の子と同じように叱ることもあるし、一緒に喜ぶこともあります。そういう人間関係がこのチームにはありますから、御礼奉公的な義務感からではなくて自然にチームに残っていただいているのだと思っています」
コーチの怒声や罵声はもちろん、大声を張り上げての指示もない。子どももコーチも笑顔が絶えず、練習というより、むしろ公園でお父さんと子どもが野球遊びをしている雰囲気に近い。それはチームの指導方針に依るところが大きい。
「チームの方針が『力を合わせ、いつも伸び伸び、晴れやかに』なんです。それなのに、子どもに言っていることと大人がやっていることが違ったらダメですよね。だから指導に熱くなってしまうお父さんがいた場合は、チーム方針を改めて話すようにしています。そういったこともあるので、大人と子どもが一緒に楽しんでいるように見えるのではないでしょうか」
【笑顔が絶えない大人と子ども】
まず驚くのはお父さんコーチの多さ。部員40人のチームに16人のお父さんコーチの姿があった。聞けば、多くのお父さんコーチが、自分の子どもが卒団した後もチームに残って指導を続けているという。その理由について、代表を務める松田康一さんはこう話す。
「皆さん、このチームで野球を通じてたくさんの思い出があると思うんです。それが忘れられないというのが一番大きいのではないでしょうか。自分の子どもだけ面倒を見るお父さんがそもそもいなくて、他の子にも自分の子と同じように叱ることもあるし、一緒に喜ぶこともあります。そういう人間関係がこのチームにはありますから、御礼奉公的な義務感からではなくて自然にチームに残っていただいているのだと思っています」
コーチの怒声や罵声はもちろん、大声を張り上げての指示もない。子どももコーチも笑顔が絶えず、練習というより、むしろ公園でお父さんと子どもが野球遊びをしている雰囲気に近い。それはチームの指導方針に依るところが大きい。
「チームの方針が『力を合わせ、いつも伸び伸び、晴れやかに』なんです。それなのに、子どもに言っていることと大人がやっていることが違ったらダメですよね。だから指導に熱くなってしまうお父さんがいた場合は、チーム方針を改めて話すようにしています。そういったこともあるので、大人と子どもが一緒に楽しんでいるように見えるのではないでしょうか」