ニュース 2024.02.08. 12:20

「勝ち」以外にも「価値」のある野球大会『ロゴスランドCUP 2024』





大会アンバサダーとして大会立ち上げから大会運営に携わっている、同クラブの辻正人監督は、この大会をこのように振り返りました。
「今年も大きな反響を頂いています。多賀少年野球クラブは保護者は参加せず子ども達だけで参加しています。親元を離れて自分のことは自分でやる、仲間といればテレビもゲームもスマホもいらない。野球以外の動きも観察すると子ども達の新たな一面も垣間見ることできます。一人の子は決勝当日の朝にロゴスランドで遊びすぎてユニフォームが泥だらけになり、ジャージで決勝戦に出場しました(笑)。これが許される『ロゴスランドCUP』は、子どもが笑顔で野球を楽しむ大会だと理解した、役員や審判、主催者や相手チーム等の柔軟な野球愛を感じました。本当に南京都少年野球連盟城陽支部には大変お世話になりました」



大会を企画した株式会社スポーツバックスの萩原雄一さんも、
「昨年多くのメディアに取り上げて頂き、今年は昨年の倍となる子ども達に参加頂き、嬉しい限りです。ロゴスランドもこの冬に過去最高の宿泊者を記録して、その反響に驚いていました。私自身、小学校6年生の息子が学童野球をやっている中で、息子にきつくあたってしまうことが多くありました。それはなぜかと自分自身に問いただすと、勝たないと次がない大会ばかりなので熱くなってしまったことに気付きました。ロゴスランドカップは敗者トーナメントもあるので負けても次がある、参加したチームは試合数が均等に用意されているので、大人も自ずと罵声怒声がなくなっている要因ではないかと感じました。
息子の学童野球を通じて感じたことは、「勝ち」以外に「価値」がある大会が少なすぎることです。このことが罵声・怒声を含む大人が熱くなってしまう要因なような気がしています。
もちろん勝ちを求める大会もあっていいと思いますが、その大会に参加することでこんな経験ができた、友達が増えたみたいな大会がもっとあるといいと思います。
みんなでゴミ拾いをして環境問題を考える大会や英語しか話せないみたいな大会があると、試合+αの価値があるのではと思います。
この大会をベースに各地でそのような大会が広まればと思います」(編集部)

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