ニュース 2024.02.22. 00:23

使おう「大谷グローブ」!高校球児が小学校でキャッチボール教室

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2月21日、横浜市立鉄(くろがね)小学校キッズクラブで『大谷翔平選手のグローブを使って野球しようぜ! キャッチボール教室』が行われました。子どもたちを指導したのは同小学校からほど近い場所にある神奈川県立市ケ尾高校野球部の部員たち。40人(マネージャー5人含む)の部員たちがドジャース・大谷選手から送られた3つのグローブを用いて、子どもたち50人と野球を通じて触れあいました。




あいにくの雨となったため体育館で行われたイベントは、子どもたちと部員たちとの挨拶、体操からスタートし、いよいよ『大谷グローブ』を使ったキャッチボールへ。まずは横向きの体勢からボールを投げる練習から始め、次は足を上げて投げる練習へ。数メートル先でグローブを構えるお兄さんたちに向かって、子どもたちはボールを思い切り投げ込みました。



3つの『大谷グローブ』は子どもたちにかわりばんこに使われていましたが、いつしか子どもたちの興味はグローブよりもキャッチボールへ。市ケ尾ナインから丁寧に投げ方、捕り方を指導してもらったせいか、初めはぎこちなかった投げ方も、段々と野球らしい投げ方になってくると、自分の番が回ってくるのが待ちきれない様子で子どもたちはキャッチボールに夢中になっていました。



キャッチボールが終わると、2つのグループに分かれてストラックアウトと試合形式の置きティー(以下「置きティー試合」)が行われました。
置きティー試合では、快心の当たりに笑顔を見せたり、転がってくるボールを競うように捕りあったり、アウトになって悔しがったり、子どもたちの楽しそうな姿が見られました。
ファーストに入った市ケ尾の選手が送球を落球した場面では、子どもたちが選手を取り囲んで怒るなど、市ケ尾ナインと子ども達は交流を深めつつ、試合は大いに盛り上がりました。



一方で、打ってもファーストへ走らない子や、サードへ走る子、バットを持ったまま走る子の姿も多く見られました。バットを持つ手が逆さの子もいました。そこに子どもたちの野球離れの深刻さを感じずにいられませんでした。

彼等、彼女たちはこれまで野球に触れる機会、やってみる機会がなかっただけなのかもしれません。
「もっと投げたい!もっと捕りたい!もっと打ちたい!」と訴えているような、楽しそうな子どもたちの姿を見ていると、このようなイベントをもっともっと増やしていくことが、いま野球界に求められることなのだと痛感させられました。



今回の試みは「小学校で大谷グローブがうまく活用されていない」「上手く活用するには高校生が野球教室などをやればいいんじゃないか?」という話を伝え聞いた市ケ尾高校の菅澤悠監督が「うちの野球部でやれるのではないか?」と、実現に向けてアクションを起こしたことから始まりました。年明けから近隣小学校に手当たり次第に電話を入れ、そのなかで鉄小学校のキッズクラブと同イベントを行うことが決定。今後も近隣小学校で数回開催することも決まっています。



『大谷グローブ』をきっかけに多くの子どもたちが野球に触れ、体験することができた今回の試み。大谷選手が全国の小学校に配布したグローブが「野球の種」だとするならば、市ケ尾ナインはそれに水を与えたといえるのかもしれません。やがて芽が出て、花を咲かせることに今は期待したいと思います。(取材/写真:永松欣也)
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