【与えられた時間で100%質を高めて練習をやっていく】
——文武両道校で野球をやることの意義、強みはどこにあると思いますか?
勉強をする時間が多いので、その分自分がどうやったら上手くなれるのかとか、そういった思考力が勉強で養えると思います。勉強ができるから直接的に野球も上手くなるということはないと思いますが、勉強で色んなことを考えることによって野球でも「なんで打てないのかな?」とか、そういう考える力がつくと思います。
——今日も練習は17:30で終了ですが、強豪校は遅くまで練習をしますよね。自分たちが野球をやっていない時間にライバル達は野球をやっているということに焦りを感じることはないですか?
焦りはないです。自分は自分に与えられた時間で100%質を高めて練習をやっていくことを意識しているので。もちろん(練習の)数や量では劣ると思うんですけど、家でもヨガをやったり素振りをやったりトレーニングをやったり、できる練習はしているつもりなので、その質を高めることを意識してやっています。
——いま野球をやる子どもが減っているのですが、森井君は野球の面白さはどんなところにあると思いますか?
そうですね・・・・・・。(しばらく悩んで)答えになっているか分からないですけど、自分は野球を考える時間が好きというか、投げて、打って、走って、捕ってという野球のその動作が好きなので・・・・・・。
何て言うんですかね、子ども一人ひとりに性格があるので、自分が全ての子ども達に野球の面白さを伝えるのは難しいと思うんですけど、敢えて伝えるとしたら自分がミスをしても取り返せますし、仲間がミスをしたらカバーしたりだとか、チームスポーツなので仲間との友情が築けるというところですかね。
——この先の目標は?
メジャーリーグで超一流の選手になることです。
(取材/写真:永松欣也)