ニュース 2025.02.01. 15:01

強豪校のOB達が地元の子ども達に『野球教室』で地域貢献

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1月最後の日曜日、千葉県我孫子市にある中央学院高校野球部のグラウンドで野球教室が行われました。主催したのは同校野球部OB(中央学院後援会 野球部を応援する会)で、我孫子市、松戸市の少年野球11チームの4、5年生を中心に83人の野球少年・少女たちが集まりました。




【お手本が詰まった「選抜四強」高校のノックと走塁】


暖かい日差しの下で始まった野球教室。開講式、ウォーミングアップのあとに行われたのはキャッチボールの指導。基本的なボールの捕り方、投げ方はもちろん、「捕ったら早く投げる」のお手本をOBが披露し、そのために必要なボールを捕る位置と足の運び方を子ども達は教わりました。

キャッチボールの後は、3グループに分かれての練習。バッテリーのグループではストレッチのやり方、ピッチング指導、キャッチャーのブロッキング、セカンドスローなどの指導が行われ、内野グループでは素手で緩いゴロを捕るドリル、頭にグローブを乗せて落とさないようにしながら素手でゴロを捕るドリルを繰り返し、最後はこれらの動きを意識しながらグローブでゴロを捕球する練習が行われました。顔を上げて目線を動かさない、ゴロを捕る時のボールの入り方、足の運び方、ゴロを捕る位置など細かな点まで教えてもらいました。
外野グループは、ボールを使わずまずは体を左右、半身にしながら真っ直ぐ後ろに走るフライの追い方のドリル。その後は近い距離から投げてもらったフライを後ろに走りながらキャッチ。最後は距離を伸ばしてフライキャッチの練習を行いました。



野球教室は適宜休憩を挟みながら行われましたが、引率した少年野球チームの指導者のなかには休憩時間にOBコーチを捕まえ、行われた練習について熱心に質問をしたり、詳しく教えてもらっている姿も見られました。

最後はバッティング練習。三箇所でのトスバッティングとゲージでのフリーバッティング。ゲージでのバッティングは正面からOBがトスするボールを1人5球打つと交代。時間の許す限り打ち込んでいました。



野球教室はここで終了しましたが、最後は中央学院の現役選手達のキャッチボール、内外野のノックを子ども達が間近で見学することができました。昨年の選抜大会四強校だけあり、その技術の高さ、迫力、キビキビとした声と動きを、子どもも指導者も目を輝かせて見ていました。ランナーを置いたノックでは、スピードを殺さずにサードベースを駆けていく選手を見て「見てごらん。あんなに内側に体を倒しながら走ってるからスピードが落ちないね」と子どもに話しているコーチもいました。子どもや指導者にとってはお手本が詰まった、圧巻のノックとなりました。



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