大会アンバサダーとして大会立ち上げから運営に携わっている全国屈指の強豪チーム「多賀少年野球クラブ」の辻正人監督と、大会を企画・主催する株式会社スポーツバックスの萩原雄一さんは3回目を迎えた大会をこう振り返りました。
「毎年保護者は参加せず子ども達だけで参加し、親元を離れて『自分のことは自分でやる』ことを大会を通じて学ばせています。全国各地の指導者と交流させて頂く中で、志しのある新しいチームや部員の減少に伴う合同チームが既存の連盟ルールに即していないことなどを理由に大会にエントリーできないなど、苦労しているという話を聞く機会が増えてきています。今後はそういうチームの受け皿となる大会になっていけばいいなとも思います」(多賀少年野球クラブ・辻正人監督)
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「今年で3回目を迎え、これまでよりも遠方から参加してくださるチームが多くなりました。参加した皆さんが楽しかったと思ってくれていることを嬉しく思います。今年もすぐに募集枠が埋まり、既に来年の大会問い合わせも数件頂いており大会の認知が広がっていることを実感しています。
私も息子が今年から中学生になったことで、学童野球を少し俯瞰で見ることができていると思いますが、改めて思うのは、小学生のうちは子ども大人も野球を目一杯楽しんでもらいたいということ。そして「勝ち」以外に「価値」ある経験を、野球を通じて体験してもらいたいということです。そういった大会が増えればいいなと思っています」(株式会社スポーツバックス・萩原雄一)
勝ちを求めて野球をする大会ばかりではなく、参加することで「勝ち」以上に「価値」のあるこのような大会が全国が、今後全国に広がっていくことを期待したい。(取材・写真/ヤキュイク編集部)