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超進学校に現れたプロ注目左腕、小学生時代から父と一緒に「野球を勉強」

進路の選択肢を広げるために中学から頑張った勉強

小学校時代の仲間に誘われたのもありますし、自分がピッチャーということもあって中学軟式出身のピッチャーがプロにたくさんいることも知っていましたし、高知中学の森木大智投手(現・阪神)が軟式で150キロを出していましたから、格好いいな、こうなりたいなとか思っていたので軟式を選びました。

小学校の時は全然勉強をしていなかったですが、中学では定期テストの重要性を感じ始めて、それで自分から勉強をするようになって塾にも通うようになって成績が上がり、クラスで1番とかになっていました。

内申が高校の進学には必要で成績が良ければ高校を選ぶ選択肢が広がると思ったからです。でも両親から勉強しろとは言われたことはないですし、勉強はテスト前に集中してやっていただけで勉強することが習慣だったわけではありません。でもピアノとそろばんを中2まで9年やっていたので計算は得意でしたし、ピアノで集中力が養われたことも勉強に良い効果があったのかなと思っています。

中学1年の4、5月はコロナ禍で学校がなくて、でも時間だけはあったのでYouTubeやSNSを見てピッチングを学んでいましたし、野球だけではなくて栄養学、トレーニング学も凄く勉強しました。そこで知識を得て、今の自分に必要なモノは何かとか、これは今じゃなくてあとでいいとか整理して考えているうちに、自分でやることを考えた方が良い一日が過ごせるなって思ってですね。

勉強も頑張りたかったから川和を選んだわけではなくて、自分で考えてメニューを組めるというか、自分が正しいと思ったこと、必要だと思ったメニューをやれる環境が川和高校だったからです。あとは中2の夏に神奈川大会で東海大相模と最終回まで1−1だったあの試合を見たことも大きかったですね。それで調べたらかなり勉強ができないと合格できないらしいと知って、そこから勉強もさらに頑張りました。