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超進学校に現れたプロ注目左腕、小学生時代から父と一緒に「野球を勉強」

「数字に表れない部分も大事」

月に一回くらい外部のトレーニング施設に行ったり、指導を受けることもあるのですが川和にも管理栄養士、理学療法士、トレーナーさんもよく来てくれていて、学校にいても外部の専門家の方からご指導を受けることができる環境が十分にあることですね。あとは「それだけじゃない」ということを学べたことです。

最初は自分が変化球の理屈だとか球速だとか数字にこだわっていたのですが、平野太一先生からフィールディングだったり牽制だったり、それこそ人間性だったりとか「数字に表れない部分も大事」ということを教えて頂いて、それに気付けたことが大きかったなと思っています。

大変です。正直、野球1本だけやりたいという気持ちはあります(笑)。最初は勉強で戸惑いました。高校ではテストの平均点が30点台とか平気であったりするのでその感覚に慣れなくて。でも今は重要視しているのは野球なので、テストでそこそこの点数をとりながらもどれだけ野球ができるかというのを考えながらやっています。

直近の目標は春にシード権を獲ること。ピッチャーとしては春に150キロ、夏は甲子園に出て155キロを出してドラフト1位でプロに行くことです。

こだわっているわけではないですが、左ピッチャーで球が速いというのは一つの魅力になるかなと思って指標の一つとして目指しています。あとは打者を抑えるツールとして緩急を大事にしているので、速いボールがある方が遅い球が生きてくると思っているので、緩急の幅を広げるためにも速ければ速いほうがいいと考えています。(聞き手・写真/永松欣也)