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- 学ぶことの多いチーム運営、創設4年で部員50人|横浜ECP ベースボールクラブ
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学ぶことの多いチーム運営、創設4年で部員50人|横浜ECP ベースボールクラブ

<ノックとドリルのローテーション>

その後は内野の各ポジションに選手がついて守備練習が行われたが、三遊間の選手に打つノッカー、二遊間の選手に打つノッカーの二人が交互にテンポ良く打っていた。こうすることで守る選手はすぐに順番が回ってくるため、たくさんのノックを受けることができる。
園庭脇では数人の子どもたちに「グラブを下から出してゴロを捕る」ドリルが行われていた。ドリルでは総監督自身が大学まで内野手だったこともあり、「(ボールが転がってきたら)早めにグラブを地面の上に置く。下から上に動かす」と手本を見せながら子ども達に教えていた。手本を見ることで子ども達も正しい動きが分かるし、体の動かし方のイメージしやすくなる。実際、手本を見た後ではゴロを捕る子ども達のグラブの出し方が短時間で随分と良くなったように見えた。
ドリルを終えた子ども達はノックのメンバーに入っていき、ノックを受けていたメンバーの何人かが今度はドリルを行う。ドリルで「グラブを下から出してゴロを捕る」を数多く行い、それが守備位置についてノックを受けても実践ができるかを確認する。それが繰り返し行われていた。
コーチ陣からは、「今のは良いプレーだなー!」「まるで源田じゃん!」「ナイスプレーの時はみんなで言ってやろうぜー!」とポジティブな声が飛び、失敗やミスを怒ったり、なじったりする声は聞かれない。

ノックの最中、何人かの子どもがワゴン車に乗り込んで出かけていた。ついて行ってみると、車で5分ほどの場所にある総監督の自宅敷地内に設けられていたバッティングゲージで打ち込みが行われていた。ここでの打ち込みが終わるとまた車に乗り込んで園庭に戻り、また別の選手が車に乗り込んで打ち込みに向かって行った。
守備練習とゴロ捕りのドリル、ゲージでの打ち込みが休むことなくローテーションのように上手くまわされていた。