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中学時代、試行錯誤して辿り着いたあの独特フォーム|石戸颯汰(浦和実)

自宅から通える高校の中で野球のレベルも自分のレベルにちょうど良いなと思って決めました。実際練習も見学して、雰囲気が良かったこともあります。(近くの)浦和学院は自分のレベルでは全然届かないと思って、考えもしませんでした(笑)。

1年の秋の新チームになってからチェンジアップを使い始めて、それがしっかり投げられるようになったのが大きかったです。あとは1年の冬から2年の春にかけてストレートも良くなって、チェンジアップがさらに生きるようになりました。

目標は一つ一つクリアできていると思うので、概ね思い通りには成長できているのかなと思います。

甲子園では正直自分の思っていた以上のピッチングができました。ただそこまで緊張することもなく、いつも通りの自分のボールが投げられたので、それが結果にも繋がったのかなと思います。1回戦の最後の方の試合で、2回戦以降も日程が詰まっていたので体力的厳しいかもしれないなと思っていましたが、2回戦、3回戦もそこまで調子を落とさずに投げることができました。

全く考えてもいなかったので、率直に驚きました。

ピッチャーでは大阪桐蔭の森と中野が凄かったです。軽く投げているようでもスピードが違いました。あとは合宿には不参加でしたが、横浜の阿部がやっぱりすごいと思いました。雰囲気も体つきも大学生みたいで、とても同じ高校生には見えなかったです。

LINEやDMもいっぱい来ました。それを見ても改めて甲子園ってすごいところだなと思いました。

選抜の後は調子がまだ戻らずに県大会では投げることができませんでしたが、夏に向けて状態は上がってきています。当然他のチームからも色んな対策をされると思いますが、それを上回る投球をしてもう一度甲子園というのが目標です。将来的にはまず大学で野球をするつもりなので、長く野球を続けられたらと思っています。(取材・写真/西尾典文)