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小・中の野球指導者が連携、中学軟式野球部員が増え続ける松戸市

<中学軟式野球部の部費と親の負担は?>
——ちなみに部活で野球を続ける場合の、部費も含めた親の負担はどれくらいなのでしょうか?
林 部費はどこも月1000円、2000円くらいで、硬式クラブよりも0が一つ少ないと思います。土日の練習試合、大会等も基本的には現地集合現地解散か、顧問が引率して公共交通機関での移動になっています。ただ、現地集合となると結局保護者の方が送迎したりする場合もあると思いますので、「保護者の負担はありません」とは言い切れないところはあります。
——今後の課題、やってみたいことなどはありますか?
高橋 市内の小中で一緒に試合をやりたいですね。塁間とかボールの違いとかという課題はありますけど、同じ地域の小中でチームを作って、自分が進む中学のお兄ちゃんたちと一緒に野球をやる。そういう交流ができたらいいなと思います。
国本 私のチームではリズムトレーニングを導入しているのですが、林先生が中学を連れて来て一緒にやったりしていますし、地域のお祭りにいつもチームで店を出しているんですけど、中学生OBが毎年手伝いに来て一緒に焼きそばを焼いてくれたりとか、そういった野球を通じた小中の繋がりを今後はもっと増やしていきたいですね。
林 リズムトレーニングに興味を持っていましたけど、実際にトレーナー資格を取るとなると色々難しいところもありましたので、交流のある少年野球チームにトレーナー資格を持っている方がいるお陰で一緒にやらせてもらったり、とてもありがたいですし、良い交流が出来ていると思います。
和気 松戸市内20の中学で、例えばある中学は部員が50人いて強いけど、でもある中学は5人しかいなくて弱いとか、そういうことではなくて、毎年20校で大会ができる、共存できる松戸市であってほしいですね。そのためにも色んな学区で、いろんな地域で小中の繋がりを大事にしていけたらなと思っています。(取材/写真:永松欣也)