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元高校野球監督が立ち上げた、「緩く、楽しく」の野球チーム|フリースタイルスポーツクラブ

<「緩く、楽しく」でも大事にしている礼儀と挨拶

この日のグラウンドで飛び交っていた言葉が『ガツガツ』と『ゴビ上げ』だ。「もっとガツガツやっていこうぜ!」を略して『ガツガツ』、言葉の語尾を上げてテンションを上げていくことを略して『ゴビ上げ』。これは日頃から為田監督が部員達に対して使っている言葉であり、綾瀬西高校野球部の「部訓」のような言葉でもある。

初めは少し恥ずかし気味だった子ども達も、次第に「ガツガツ!」「ゴビ上げ!」という高校生たちの言葉に反応し、合同練習の終盤では、はにかみながらも大きな声を出すようになっていた。

野球は厳しくやるのではなく、緩く、楽しくやる——

それを大事にしつつも、野球を通じた礼儀や挨拶は大事にする。それがフリースタイルスポーツクラブの方針だ。

それはやはり五十公野代表が高校野球の監督をやっていたことが大きい。
「挨拶は相手に気持ちが届くような気持ちの良い挨拶をしよう。試合に行った時は『フリースタイルって良いチームだったな』って思われるような挨拶をしよう。そういうことを子ども達に伝えています。
子ども達が中学に上がって、野球部に入ったときに他のチームでやっていた子に『そんなことも知らないのか?』『そんなこともできないのか?』とならないように、週1回の活動の中でできるだけ野球を教えてあげたいですし、緩く、楽しくやっていても、野球を通じたマナーというか、礼儀と挨拶だけはしっかりと指導して送り出してあげたいと思っています」

(取材・写真:永松欣也)

*取材後編に続きます