◆ 2連覇目指す侍ジャパンのライバルに
現地時間14日、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が2026年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にアメリカ代表の主将として参戦することが発表された。
ジャッジは代表監督のマーク・デローサ氏とともに『MLBネットワーク』に出演。今大会におけるアメリカ代表入りの“トップバッター”として発表された。「母国を代表して戦うチャンスを得るのは特別なこと。とても光栄な経験だ」と語っている。
ジャッジはこれまでも代表入りを目指していたものの、WBCへの出場は今大会が初となる。2022年にア・リーグ新記録となる62本塁打を放ってMVPを獲得したが、同年オフにFAとなってヤンキースと9年3億6000万ドルで再契約。MLBのシーズンに専念するため、2023年大会の参戦を見送っていた。
2大会連続の指揮となるデローサ氏は「監督に就任した時、真っ先に背番号『99』が頭に浮かんだ」とジャッジの代表入りが最優先事項であったことを伝えた。また、前回大会で主将を務めたエンゼルスのマイク・トラウトも「アメリカ代表のキャプテンとして完璧な人間だと思う」と後任の背中を押しているという。
WBCアメリカ代表は第1回大会から出場を続け、2017年の第4回大会で初優勝。連覇をかけた前回大会はトラウトに加え、ムーキー・ベッツやポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナドらMLBの名立たるスター選手を集めて決勝まで駒を進めたが、惜しくも準優勝に終わった。