ソフトバンクが虎の子の1点を守り抜き、7カード連続の勝ち越しを決めた。
打線は3回、先頭の牧原大成が死球で出塁すると、宮城の暴投の間に二塁に進塁。無死二塁のチャンスを作る。周東佑京は三振に倒れたものの、続く野村勇がレフト前へ適時打を放ち、1点を先制した。投げては先発の大関友久が初回に無死満塁のピンチを作るも、空振り三振と併殺に打ち取り無失点で切り抜ける。2回以降は立て直し、低めに制球された投球で凡打を量産。7回5安打無失点の好投で試合を作った。大関は6勝目を挙げた。
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、解説を務めた館山昌平氏が大関の投球を分析した。「よく投げ切りましたね。最大のピンチが初回だったと思うんですけど、そこで杉本選手を三振に取ったのが大きかった」と振り返った。さらに、「三連打されても長打がなければ問題ない。(三連打されるのは)確率的にも3%ぐらいしかないので。大関投手のようなゴロアウトを取る投手は単打でも点数に結びつきにくい。割り切れるんですよね」と初回のピンチをしのげたのは単打だったことが大きいと解説した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』