阪神・才木浩人 (C)Kyodo News

◆ 6回途中2失点で余力残すも継投にスイッチ

 甲子園に舞台を移して行われた「SMBC日本シリーズ2025」第3戦。阪神は今季最優秀防御率を獲得した才木浩人を先発マウンドに送り込んだが、1-2でソフトバンクに競り負けた。28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、才木の投球内容を解説陣が振り返った。

 才木は6回途中2失点という内容だった。立ち上がりは持ち前の球威でソフトバンク打線を寄せ付けない投球を見せた。それでも4回、山川穂高に甘く入ったスライダーを運ばれ同点とされた。さらに6回には柳町達に勝ち越しの適時三塁打を許し、続く山川を四球で歩かせたところで無念の降板となった。

 まず谷沢健一氏が投球の軸として挙げたのは、「インハイのストレート」だった。「ソフトバンク打線をよく研究していた。そう感じたのがインハイの釣り球。これを多投していた。狙い通り空振りを取ったり凡打に打ち取るという投球を序盤はできていた。しかし、柳町のタイムリーでこの軸が崩れてしまった。そこからインハイのストレートが投げにくくなってしまった」と分析した。

 一方、岩本勉氏は「持ち味は十分に発揮できた投球だった」と高く評価。「援護さえあれば完投も狙えたほどの出来だったと思う。ロースコアの展開になったことで、一発の怖さを浴びただけ。先発として果たすべき役割はしっかり果たしていた」と称えた。

 また、真中満氏も「立ち上がりからストレートが走っていた」と球威を評価しつつも、気にしていたのが消極的な配球だった。「重要な試合なので慎重になるのは分かるけども、ツーストライクと追い込んでから丁寧に投げすぎてスリーツーまで行くことが多かった。カウントが苦しくなることで球数も増える。6回の柳町選手のタイムリーも球数を投げた上で疲れが出てしまっていた。今日の才木投手のストレートの出来であれば、もう少しストライクゾーンで勝負しても良かったと思いますね。そこがもったいなかった。丁寧に追い込んでからフォークや高めの釣り球で三振を狙っていく必要はあまりなかった」と語った。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』

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ベースボールキング編集部

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