ロッテの田中晴也は、来季に向けてクイックの向上を図っている。
田中晴はプロ3年目の今季、開幕先発ローテーションを掴むと、力強いストレートと落差の大きいフォークを武器に、13試合・76回1/3を投げて、3勝5敗、イニングを上回る77奪三振、防御率2.48をマークした。
ZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習では、「秋季練習はとにかくクイックに課題を置いていこうと思うので、クイックのタイム、球威、コントロールというところを一番大事にしたいですし、オフシーズンのところではもう一度まっすぐを見直して、まだまだ納得のいくものではないので、来年は平均球速を上げたいので、そこを上げるプラス、フォークのスピード、空振り率を増やしたいので、そこも課題かなと思います」とクイックを磨いていくと話していた。
「秋季キャンプでクイックのところは伸びたと思う。次はシーズンでバッターとの対戦になってくる。そこがすごい大事になってくると思うんですけど、少なからずは良くなっているのかなと思います」と、都城秋季キャンプでもクイックを練習し、クイックのタイムもチームの最低ラインをクリアした。
オフシーズンは、「体づくりは1年間戦うために大事な準備なので、しっかり体を作ることと、技術練習を多く時間をとって技術の部分をもう少し伸ばしていければいいのかなと思います」と体づくり、技術力を上げていく考えを示した。
取材・文=岩下雄太