メキシコ代表入りを表明したランディ・アロザレーナ(写真=GettyImages)

◆ “腕組みポーズ”のアロザレーナが参戦決定

 シアトル・マリナーズのランディ・アロザレーナ外野手(30)、ボストン・レッドソックスのジャレン・デュラン外野手(29)が2026年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にメキシコ代表として参戦すると現地時間9日、WBC公式Xが発表した。

 アロザレーナは2019年にカージナルスでMLBデビューを飾り、翌2020年にはレイズでワールドシリーズを経験。2021年にはア・リーグ新人王に輝き、同年から3年連続で「20本塁打-20盗塁」を達成した。今季は160試合に出場して打率.238、27本塁打、31盗塁、OPS.760を記録し、マリナーズの24年ぶり地区優勝に貢献。オールスターゲームにも2度出場した実績を持つ。

 デュランは2021年にレッドソックスでMLBデビュー。2023年からレギュラーに定着すると、昨季は打率.285、21本塁打、34盗塁、OPS.834の活躍を収め、初出場のオールスターゲームでMVPにも輝いた。今季は156試合に出場して打率.256、16本塁打、24盗塁、OPS.776という成績だった。

 両外野手ともに2023年の前回大会でも代表入りし、侍ジャパンとの準決勝に出場。アロザレーナはキューバ出身ながらメキシコの国籍を取得しており、アメリカで生まれ育ったデュランは父親がメキシコ出身のため代表資格を持っている。

 WBCメキシコ代表は第1回大会から出場を続け、前回大会は史上最高成績のベスト4進出を果たした。次回大会では優勝経験のあるアメリカ合衆国を始め、イタリア、イギリス、ブラジルと同組のプールBに入っている。

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