ソフトバンク・柳町達 (C) Kyodo News

 6年目の今季自身初の規定打席に到達し、最高出塁率のタイトルを獲得したソフトバンク・柳町達。

 開幕から順風満帆なわけではなかった。オープン戦で16試合に出場して打率.216、開幕を二軍で迎えた。4月1日に一軍登録されると、シーズン序盤は代打での出場が多く、一時打率.118まで落ち込んだが、4月23日のオリックス戦で猛打賞、続く25日の楽天戦で2安打すると、打率は一気に.292まで上がる。27日の楽天戦でも3安打し、打率.355まで上げ、ここからスタメンでの出場機会を増やしていく。

 4月を打率.333で終えると、5月も月間打率.291、6月は月間打率.349、交流戦は打率.397で12球団打率トップを記録。7月は月間打率.203、8月も月間打率.250と落ち込んだが、リーグ優勝争いが熾烈になった9月は月間打率.337と打ちまくり、最終的には打率3割に届かなかったものの、打率.292でフィニッシュ。出塁率.384で最高出塁率のタイトルを獲得した。さらにベストナインも受賞し、終わってみれば充実の1年になった。

 来季はマークが厳しくなることが予想される中で、競争熾烈なホークスの外野陣を勝ち抜き、本物のレギュラーになれるか注目だ。

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