ロッテの髙部瑛斗、澤田圭佑、横山陸人の3選手が今季から背番号が変更になる。この3選手はそれぞれ思いを持って、背番号を変えた。
昨季まで背番号『38』を着けていた髙部は「荻野さんへの憧れがすごいあります。僕のプロ野球生活の中であの人の背中をずっと追いかけてやってきた部分もありますし、本当に尊敬している先輩。どうしても荻野さんの思いを継ぎたいなという気持ちが、今回は自分からお願いさせてもらいました」と志願して、昨季まで荻野貴司が背負っていた『0』を着けてプレーする。
髙部は「やっぱりライバルというか試合に出るために切磋琢磨しましたけど、常に目標というか道を示してくれる先輩だったので、本当に感謝しています。もっとやりたい気持ちもありましたけど、これから背番号0を背負って自分なりにあの人を超えられるように頑張りたいと思います」と、決意を述べた。
横山は背番号が『60』から『15』に変更となる。昨季まで背番号15を着けていた美馬学とは、「恩師が持丸監督で一緒なので、そういうご縁も粋に感じて来シーズンは背番号に見合った投手になれればいいかなと思います」と明かし、「美馬さんが着けていた番号なので、重い番号だなと思うんですけど、しっかりその背番号に見合った活躍を来シーズンやっていきたい」と意気込んだ。
澤田圭佑は背番号『66』から黒木知宏投手コーチが現役時代に着けていた『54』を着ける。澤田は背番号変更に際し、球団を通じて「54番はジョニーさん(黒木知宏投手コーチ)の魂が入っている番号。ぜひ付けたいと思っていました。ジョニーさんから、いつも色々と指導を頂いている中で、現役時代のピッチングの映像を見るようになって、改めて凄いなと感動しました」とコメント。
澤田にスライダーについて取材していると、度々黒木コーチの名前が出てくる。24年10月31日の取材で「スライダーは今ジョニーさんにフォームからこういうイメージというのを教えてもらって、そのフォームでスライダーを投げると結構曲がり始めた。フォームをジョニーコーチに教えてもらって、今こんな感じかなというのが出てき始めて、ちょっと面白くなってきています」と話し、25年にはスライダーが投球を支える重要な球種へと成長。
昨年8月30日の取材では、スライダーがカーブのような軌道を描いていると質問すると、「風もあるし、ジョニーコーチに横に曲がりすぎる時は、縦にもイメージを持って投げた方がいいよと言われていたので、縦気味に曲げるのも投げました」と教えてくれた。
背番号変更となる今季に向けて、髙部は「まずは打撃タイトル。とったことがないので、これを狙って取れるようにしていきたいという気持ちと守備走塁のタイトルも走攻守が求められている選手だと思うので、そこを追い求めて1年間怪我なくプレーしていきたい」と意気込めば、横山は「数字というよりかはタイトルが欲しいので、セーブ王を狙ってやっていきたい」と力を込める。澤田も「ロッテにきてから20何試合ずつしか投げられていないので、もっと投げられるようにやらないといけない」と話す。3選手の昨季以上の活躍に期待したい。
取材・文=岩下雄太