2023年にはチームメイトとして侍ジャパンの世界一に貢献した岡本和真(左)と村上宗隆(右)

 巨人からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指した岡本和真が、ブルージェイズとの契約合意に達した。22年に令和初の三冠王に輝いたヤクルト・村上宗隆もポスティングシステムを利用してホワイトソックスに移籍。村上はヤクルト時代に3度の本塁打王、2度の打点王、岡本は巨人時代に3度の本塁打王、2度の打点王に輝いた。

 23年に牧秀悟(DeNA)が打点王、25年に佐藤輝明(阪神)が本塁打王と打点王のタイトルを獲得したが、20年以降、セ・リーグの本塁打王と打点王は岡本と村上の2人が独占した。

 メジャー移籍の岡本、村上に変わって、本塁打、打点のタイトル争いを盛り上げそうな選手は多くいる。昨季本塁打と打点の二冠王の佐藤が筆頭だろう。佐藤は昨季広い甲子園球場を本拠地にしながら40本のアーチを描いた。打点も12球団で唯一100打点を超え、102打点をマーク。近本光司、中野拓夢といった上位を打つ選手は毎年安定して活躍しており、今季もチャンスで打席に回る可能性が高いだろう。そうなると、必然的に打点はチャンスで打てれば、昨季と同じくらいの数は見込めそうだ。

 佐藤と同じチームメイトの森下翔太(阪神)もタイトル争いに顔を出しそうだ。森下は昨季23本塁打、89打点はいずれも佐藤に次いで2番目の数字。好不調の波が大きいのがネックではあるが、好不調の波を小さくし、好調の波を大きくできれば、本塁打、打点の数を伸ばせるはずだ。

 昨季は故障で93試合の出場にとどまった牧秀悟(DeNA)も間違いなくタイトル候補の一人だ。牧は昨季16本塁打、49打点だったが、21年から4年連続20本塁打以上はなち、23年に103打点で打点王に輝くなど、24年までの4年間毎年70打点以上を挙げている。同学年の佐藤、大学の後輩森下ともにタイトル争いを盛り上げてくれるはずだ。

 佐藤、牧と同学年の細川成也(中日)の存在も忘れてはならない。細川は広いバンテリンドームを本拠地にしながら3年連続で20本塁打をクリア。昨季は故障で離脱した期間がありながら、20本塁打を放った。今季からバンテリンドームにホームランウイングが設置され、その恩恵を受けて本塁打量産が見込める。

 彼ら以外にも、外国人選手やその他の選手の中から本塁打、打点王争いに顔を出す選手が出てくるのか。今季のセ・リーグの打点王、本塁打王争いは盛り上がりそうだ。

▼ 2020年以降のセ・リーグ本塁打王と打点王

<本塁打王>

20年 31本 岡本和真(巨人)

21年 39本 岡本和真(巨人)、村上宗隆(ヤクルト)

22年 56本 村上宗隆(ヤクルト)

23年 41本 岡本和真(巨人)

24年 33本 村上宗隆(ヤクルト)

25年 40本 佐藤輝明(阪神)

<打点王>

20年 97打点 岡本和真(巨人)

21年 113打点 岡本和真(巨人)

22年 134打点 村上宗隆(ヤクルト)

23年 103打点 牧秀悟(DeNA)

24年 86打点 村上宗隆(ヤクルト)

25年 102打点 佐藤輝明(阪神)

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