中日・根尾昂が8日、DeNA戦でプロ初勝利を挙げた。
根尾は4-4の10回に登板すると、先頭の蝦名達夫をスライダーで空振り三振、続く石上泰輝を遊飛、最後は大阪桐蔭の後輩・松尾汐恩をスライダーで空振り三振と、1イニングを三者凡退に抑えた。
直後の11回表に2点を勝ち越し、その裏、守護神・松山晋也が試合を締めて、根尾はプロ8年目で嬉しいプロ初勝利を手にした。
◆ リリーフ陣の救世主になれるか?
根尾は大阪桐蔭高で藤原恭大、柿木蓮、横川凱らとともに甲子園春夏連覇を達成し、18年に行われたドラフト会議では4球団から1位指名を受け、中日に入団。投手と野手の二刀流が期待されたが、1年目から野手としてプレー。4年目の途中から投手に転向すると、同年ビハインドゲームを中心に25試合に登板し1ホールド、防御率3.41の成績を残した。翌23年は2試合の登板にとどまり、ファームでは23試合・76イニングを投げ0勝7敗、防御率3.43だった。
24年は一軍で3試合・7回2/3を投げ防御率9.39、25年は一軍4試合・5回2/3を投げ、防御率7.94とふるわず。それでも、昨季はファームでシーズン自己最多となる42試合に登板し、防御率も2.68の成績を残した。
今季は開幕を二軍で迎えたが、3月28日に昇格すると、今季初登板となった4月4日のヤクルト戦で2回を無失点、今季2度目の登板となった8日のDeNA戦で1回を無失点に抑えプロ初勝利と、ここまで2試合・3回を投げ、防御率は0.00。
中日は昨季まで強固なリリーフ陣を構築していたが、今季は故障者、精彩を欠いたピッチングが続くリリーフ陣が多く、チーム救援防御率は6.67。根尾も結果を残し続ければ、勝ちパターン入りも夢ではない。バンテリンドームで根尾の名前がコールされた時の大歓声でもわかるように、多くのドラゴンズファンが大きな期待を寄せている。ファンの期待を結果で応え、充実の1年にしたい。