今季の目標は...
DeNAのアレックス・ラミレス監督と井納翔一、今永昇太の3人が7日、横浜ブルク13で行われた球団公式ドキュメンタリー「FOR REAL-ベイスターズ、クライマックスへの真実。-」の試写会イベントに登場。新シーズンにかける意気込みなどを語った。
試写会のトークイベントでは、3人がフリップに書いた目標をファンの前で披露。今永は「セ・リーグ制覇、そして日本一」を掲げ、ファンからの喝采を受けた。
1年目のシーズンを「とても充実した1年」と振り返った左腕は「CSなどを通して、必ず優勝して日本一になりたいと思った」と凛々しく意気込みを語る。
つづいて先輩・井納は「2ケタ勝利(15勝)、防御率2.99以下、200イニング、交流戦優勝」という具体的な数字を披露。「2ケタは最低限、それでいいのかと思われるので、背番号とおなじ15をめざして」と理由を添えた。
また、最も意識している数字と語ったのが「200イニング」というもの。「年々そのむずかしさを感じている」と語り、「永遠の目標。これをしっかり達成できるように投げていく」と語った。
「井納と今永で10勝ずつ。これは最低限」
最後に、ラミレス監督は「80 wins」という目標を掲げた。
「実は昨年も同じ目標だった。これができれば優勝も手が届くところに来る。1年目にいろいろ学んだことを活かして、今年もう一度チャレンジ」と力強く語った。
さらに、「そのためには井納と今永に最低でも10勝はしてもらわないと困る」と横にいる2人へ注文。「現実的な数字だと思いますし、2人にとってそんなに難しいことではありません。そんなにプレッシャーもかけたくないので」と笑った。
これには井納も「昨年は11敗という“逆2ケタ”をしてしまった。進藤(達哉)コーチにも『貯金5個作れ』と言われていて、借金4だったので...。今年は昨年の数字を逆にするつもりで。そして貯金を5個以上、15勝以上できるようにやっていきたい」と気を引き締め、今永も「2人で20勝と言わず、30勝できるように頑張る」とまとめて大きな拍手を受けた。
山口俊という柱は抜けたものの、若き才能に溢れるチーム。「来年は日本一になって、そのドキュメンタリーをお見せできるように」――。3人は同じ目標を見つめ、2017年の新たな戦いへと挑んでいく。