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2大会ぶりの世界一へ カギを握るベテラン選手の活躍

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第1回WBCでチーム最年長だった宮本慎也
 今年3月に『第4回 ワールドベースボールクラシック』(WBC)が開催される。侍ジャパンは19人の代表メンバーを発表しているが、残りのメンバーは今月の後半に発表される見込みだ。

WBCは日の丸を背負って戦う大会。第2回大会・韓国との決勝戦で、決勝打を放ったイチローが、WBC終了後に極度の疲労で体調を崩すなど、かなりのプレッシャーがかかることが予想される。やはり、チームをまとめるベテラン選手の存在ではないだろうか。

 WBC過去3大会での、チーム最年長選手、ベテラン選手の顔ぶれを見てみた。

【2006年第1回大会】

 日本は第1ラウンドで韓国、第2ラウンドでアメリカと韓国に敗れるも、準決勝に進出。準決勝では、2戦2敗だった韓国を相手に6-0の完封勝利。その勢いでキューバとの決勝も制し、初代王者となった。

 第1回大会の最年長選手は、谷繁元信と宮本慎也の35歳だった。谷繁は大会を通じて里崎が正捕手として出場することが多かったため、出場は2試合のみ。スタメンマスクは第2ラウンドのアメリカ戦のみだった。

 宮本も全8試合中3試合の出場にとどまったが、準決勝の韓国戦では、代打で登場しタイムリーを放つ活躍を見せた。

【2009年第2回大会】

 第1ラウンドと第2ラウンドがダブルエリミネーションという変則のトーナメント方式で行われたため、第1回大会と同様、韓国に2敗しながらも準決勝に勝ち上がり、今度は決勝で韓国に勝利するという形で連覇を決めた。

 この時の最年長は、稲葉篤紀で36歳、次いで小笠原道大とイチローが35歳という顔ブレで、3人ともチームの中心選手としてほぼ全試合に出場しチームの優勝に貢献した。

 イチローは大会期間中まったく調子が上がらず、普段からは想像できないスランプ状態に陥っていたが、韓国との決勝では4安打2打点の活躍。同点で迎えた延長10回には貴重な決勝タイムリーを放ち、連覇に大きく貢献した。

【2013年第3回大会】

 ドミニカ共和国が全勝優勝した第3回大会。日本は準決勝でプエルトリコに負け、3連覇を達成することはできなかった。

「侍ジャパン」最年長は、前回に引き続き選出された稲葉で40歳。井端弘和と松井稼頭央が37歳つづいた。

 松井は途中交代や代打での出場が多く、6試合に出場するも11打数で0安打に終わるが、稲葉は前回大会同様、コンスタントな活躍をみせ全7試合に出場。第1ラウンドでは代打での出場も多かった井端も、大会後半は上位打線では不可欠な存在感を見せ、チーム最多の10安打を放ち、打率.556という成績を残した。



 中田翔(日本ハム)、筒香嘉智(DeNA)、山田哲人(ヤクルト)といった20代の選手が中心となっているが、どの大会でもポイントとなる場面でベテラン選手の活躍が目立った。それを考えると、経験や判断力のあるベテランの存在は必要不可欠。

 今大会では、守護神として期待された41歳上原浩治の代表辞退が発表されたため、今のところ35歳の青木宣親が最年長で、内川(34歳)、松田(33歳)が続く。日本にとって大きな意味を持つ今大会でも、ベテランの侍たちがカギを握ることになりそうだ。
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