ニュース 2017.01.13. 07:00

日本ハムから巨人へ移籍した選手といえば…

無断転載禁止
日本ハム時代の陽岱鋼

小笠原、藤井がFAで巨人へ


 ストーブリーグで積極的な補強を見せた巨人。その中でもFAで陽岱鋼、トレードで吉川光夫、石川慎吾と日本ハムの選手を3人獲得した。巨人はこの10年で、日本ハムとのトレードを8度成立させるなど、日本ハムの選手を獲得するケースが多い。

 陽岱鋼と同じようにFAで入団した選手をみると、小笠原道大と藤井秀悟がいる。小笠原は06年オフにFAで巨人へ移籍。パからセの球団に移籍した小笠原だったが、打率.313、31本塁打、88打点と日本ハム時代と変わらぬ打撃を披露し、同年リーグMVPに輝いた。統一球が導入された11年以降は苦戦したが、それまでは不動の3番打者として巨人の打線を引っ張った。

 10年に巨人に加入した藤井は、開幕ローテーション入りを果たすと、5月は3勝0敗、防御率1.07を記録するなど安定。6月以降は精彩を欠いたピッチングが続いたが、最終的には7勝をマークした。しかし翌11年は1試合の登板にとどまり、12年1月に村田修一の人的補償でDeNAに移籍した。

 トレード組では、06年セーブ王のマイケル中村、09年に日本ハムの優勝に大きく貢献した高橋信二などが日本ハムから巨人に加入した。日本ハム時代に通算102セーブを記録した右腕は、08年オフにトレードで巨人へ移籍。クルーンに繋ぐセットアッパーとして期待されたが、リリーフ失敗が目立ち、移籍1年目の09年は29試合に登板して、防御率6.18と精彩を欠いた。

 日本ハム時代の09年に75打点をマークした高橋は、11年途中に金銭トレードで巨人へ加入。右の代打や一塁で活躍が期待されたが、わずか27試合の出場にとどまり、同年オフにオリックスへ移籍した。


2007年以降日本ハムから巨人に直接移籍した選手

【2007年】
小笠原道大(FA)
07年成績:142試 率.313 本31 点88

【2008年】
マイケル中村(トレード)
09年成績:29試 1勝2敗 防6.18

工藤隆人(トレード)
09年成績:49試 率.255 本0 点1

歌藤達夫(テスト入団)
09年成績:一軍登板なし

【2010年】
藤井秀悟(FA)
10年成績:23試 7勝3敗 防3.76

【2011年】
須永英輝(トレード)
11年成績:一軍登板なし

紺田敏正(トレード)
11年成績:21試 率.289 本0 点1

高橋信二(トレード)
11年成績:27試 率.182 本0 点3

【2015年】
矢貫俊之(トレード)
15年成績:3試 0勝0敗 防13.50

北篤(トレード)
15年成績:3試 率.200 本0 点0

【2016年】
乾真大(トレード)
16年成績:2試 0勝0敗 防0.00

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