ニュース 2017.01.17. 11:40

星野氏、平松氏が野球殿堂入り 岡山県出身のプロ野球選手といえば…

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広島の野村祐輔

星野氏、平松氏が野球殿堂入り


 2017年の野球殿堂入りが16日に発表され、岡山県出身の星野仙一氏、平松政次氏がエキスパート表彰で野球殿堂入りを果たした。

 星野氏は楽天球団を通じて「高校生の時に競い合った平松君と同時に岡山県出身の2人が殿堂入りできたということは、皆さんに感謝しなくてはいけないと思います」と喜んだ。

 星野氏と平松氏の出身地である岡山県の野球をみていくと、高校野球は夏の甲子園大会の優勝はないが、選抜大会では1965年に岡山東商高が全国制覇。また、岡山市にある関西高の卒業生に上田剛史(ヤクルト)、昨夏の甲子園岡山県代表の創志学園の卒業生には、奥浪鏡(オリックス)、高田萌生(巨人)などが現役のプロ野球選手にいる。

 大学野球は、岡山市にある環太平洋大学から亀沢恭平(中日)、又吉克樹(中日)、松本直晃(西武)が独立リーグを経由してプロ入り。社会人では倉敷市を本拠地にする三菱自動車倉敷オーシャンズから田原誠次(巨人)、森唯斗(ソフトバンク)などが現役選手にいる。


現役の岡山出身のプロ野球選手は?


 岡山県出身の現役プロ野球選手をみていくと、野村祐輔(広島)がいる。倉敷市出身の野村は、中学までは岡山県内のチームでプレーしていたが、高校は広島県の広陵高に進学。広陵高では3年夏にエースとして、甲子園準優勝の立役者となった。大学は星野氏の母校・明治大学に進み、1年春から登板し、4年間でリーグ戦通算30勝を挙げた。

 11年ドラフト1位で広島に入団すると、1年目に防御率1.98を記録し新人王を受賞。2年目に12勝をマークする活躍を見せた。3、4年目に成績を落としたが、5年目の昨季はリーグ最多の16勝を挙げ、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。野村は昨年の練習用のグラブに出身地の岡山県にちなみ、桃太郎の刺しゅうを入れるなど、地元をアピールする。

 野村とチームメイトの福井優也(広島)は、英田郡西栗倉村出身だ。福井も野村と同じように県外の愛媛県にある済美高校に進学。2年春には甲子園優勝投手にもなった。1浪の末早稲田大学に進学し、早大では斎藤佑樹、大石達也とともに活躍。プロ入り後は、1年目に8勝を挙げ、5年目15年に自己最多の9勝をマークした。

 その他、関西高出身の上田、環太平洋大学出身の亀沢、岡山南高出身の野本圭(中日)などがいる。現役引退組では、昨季限りで現役を引退したサブロー、世界最多の通算533犠打を記録する川相昌弘などがそうだ。

 年が明けてすぐに、星野氏と平松氏が野球殿堂入りを果たした波に乗り、今年は高校野球、大学野球、社会人野球、(岡山出身の)プロ野球と岡山勢の活躍に期待したいところだ。

【岡山県出身の現役プロ野球選手】
岡 大海(日本ハム)
星野大地(ソフトバンク)
山本由伸(オリックス)
野村祐輔(広島)
福井優也(広島)
藤井皓哉(広島)
高田萌生(巨人)
柴田竜拓(DeNA)
佐野恵太(DeNA)
守屋功輝(阪神)
上田剛史(ヤクルト)
星野雄大(ヤクルト)
亀沢恭平(中日)
野本 圭(中日)
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