山崎康と今永が活躍
昨年のドラフト会議では高校生組が藤平尚真(楽天)、今井達也(西武)、寺島成輝(ヤクルト)、堀瑞輝(日本ハム)、大学生組が田中正義(ソフトバンク)、佐々木千隼(ロッテ)、加藤拓也(広島)、吉川尚輝(巨人)、浜口遥大(DeNA)、大山悠輔(阪神)、柳裕也(中日)、社会人組は山岡泰輔(オリックス)がドラフト1位指名を受けた。
多くのドラフト1位ルーキーたちが新人合同自主トレに参加し、プロ野球生活の第一歩を踏み始めている。そんな彼らが、プロの世界でどのような活躍を見せるか気になるところ。ここでは、最近5年間でDeNAからドラフト1位指名を受けて入団した選手たちが、1年目にどのような成績を残したのか振り返っていきたい。
最近5年間のドラフト1位をみると、14年ドラ1山崎康晃、15年ドラ1の今永昇太は1年目からチームに欠かせない存在となった。山崎康は1年目ながら守護神に抜擢されると、開幕からセーブを積み重ね、NPBの新人新記録となるシーズン37セーブをマーク。同年11月に行われた「第1回 プレミア12」に日本代表に選出された。2年目の昨季は、防御率を落としたが、2年連続で30セーブをマークした。
今永は開幕から先発ローテーションに入り、DeNAの先発陣を支えた。3・4月は好投しながらも勝ち星に恵まれなかったが、5月は4試合に登板して4勝、防御率0.68。その後、調子を落とした時期もあったが、8月と9月は復調し、球団初のCS進出に大きく貢献した。
その他、最近5年間のドラフト1位の1年目成績は以下の通り。
最近5年間のドラ1の成績
【2012年】
北方悠誠(唐津商高)
1年目成績:6試 0勝2敗 防6.91 ※二軍成績
☆唐津商高3年夏に、夏の甲子園大会に出場し、2試合で23奪三振をマーク。11年のドラフトで横浜(現DeNA)から1位指名を受け入団。1年目は一軍登板がなく、二軍でも6試合に登板して、防御率6.91と苦戦した。
【2013年】
白崎浩之(駒沢大)
1年目成績:47試 率.212 本0 点1
☆中畑清監督(当時)と同じ駒沢大の白崎。大型内野手として期待されたが、開幕は二軍スタート。5月1日のヤクルト戦でプロ初出場を果たすも、一軍定着することができず、47試合の出場にとどまった。
【2014年】
柿田裕太(日本生命)
1年目成績:13試 7勝5敗 防3.93
☆春季キャンプは一軍スタートを切ったものの、キャンプ中に右肘を痛めたため離脱。1年目は一軍登板がなく、即戦力としての働きを見せることができなかった。
【2015年】
山崎康晃(亜細亜大)
1年目成績:58試 2勝4敗37S 防1.92
☆開幕前に中畑清監督(当時)から抑えに任命され、開幕からDeNAのストッパーとしてセーブを重ねた。8月20日のヤクルト戦でNPB新人投手記録となる32セーブ目をマークすると、最終的には37セーブを挙げた。
【2016年】
今永昇太(駒沢大)
1年目成績:22試 8勝9敗 防2.93
☆開幕先発ローテーション入りを果たすと、3・4月は好投しながらも勝ち星を挙げることができなかった。それでも5月に4勝、防御率0.68を記録すると、最終的には8勝をマークした。
【2017年】
浜口遥大(神奈川大)
ポジション:投手
生年月日:95年3月16日
投/打:左/左
身長/体重:173センチ/80キロ
経歴:三養基高-神奈川大