ニュース 2017.01.21. 14:30

【侍ジャパン】過去の大会も日本人メジャー投手の参加は少ない?

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第2回大会はメジャーリーガーとして出場した松坂大輔
 3月に開催される『第4回ワールドベースボールクラシック』(WBC)。昨年12月に一部代表メンバー19名を発表し、今月下旬に残りのメンバーも発表する予定となっている。

 第4回大会に向けてアメリカ、ドミニカ共和国といった優勝候補は、メジャーリーガーたちの出場表明をしている。そんな中、日本はここまでメジャーリーガーで参加が決定しているのは、青木宣親(アストロズ)のみとなっている。投手に関しては、15年にドミージョン手術を受け復活を目指すダルビッシュ有(レンジャーズ)、守護神候補として期待された上原浩治(カブス)などが出場辞退を表明している。

 出場辞退者が相次いでいる日本人メジャーリーガー投手だが、過去の3大会は何人参加したのだろうか。第1回大会は、パドレスからレンジャーズに移籍したばかりの大塚晶則が参加した。

 大塚は侍ジャパンの抑えを務め、5試合に登板して、1セーブ、防御率1.59の成績。決勝のキューバ戦では、8回途中からマウンドにあがり、1回2/3を投げて1失点に抑え、胴上げ投手となった。

 第2回大会は、日本人メジャーリーガーが5人参加したが、投手は08年に18勝を挙げた当時レッドソックスの松坂大輔のみ。第1回大会でMVPとなった松坂は、この大会も準決勝のアメリカ戦、4回2/3を2失点に抑え勝利投手になるなど、大会通算3勝をマーク。2大会連続世界一に大きく貢献し、自身は2大会連続の大会MVPに輝いた。

 そして前回大会は、上原浩治、黒田博樹、岩隈久志、ダルビッシュ有、田沢純一などがメジャーで活躍していたが、日本人メジャー投手の出場者はなし。国内組の田中、前田らを中心に戦ったが、準決勝のプエルトリコ戦に敗れ3大会連続世界一とはならなかった。

 過去3大会を見ると、日本人メジャーリーガーの投手が参加したのは2人のみ。この人数だけみると、日本人投手のレベルが高く、国内組でも戦えるのではないかと思ってしまう。ただ、大会の使用球が普段日本で扱うボールとは異なる。WBC球に近いボールを操る日本人メジャーリーガー投手が、国内組にボールのレクチャーをすることができればかなり心強い。今大会も日本人メジャーリーガー投手組の不参加が濃厚な状況となっているが、どんな結末を迎えるだろうか…。

【2006年】
大塚晶則(レンジャーズ)
大会成績:5試 0勝0敗1S 防1.59

【2009年】
松坂大輔(レッドソックス)
大会成績:3試 3勝0敗 防2.45
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