ドキドキのキャンプ
いよいよ近づいてきた2月1日の12球団一斉キャンプイン。早くも一軍、二軍のメンバー振り分けを発表しているチームも出てきており、球春到来に期待が膨らむ。
中でも注目なのは、新人選手の振り分けであろう。“キャンプ一軍”というのは、開幕一軍入りに向けたひとつの大きな目標となる。
昨年を振り返ってみると、実に32名がキャンプ一軍スタートを果たしていた。ソフトバンクと西武の2球団を除く10球団は新人選手を一軍に帯同させ、多いところでは5名を連れて行ったチームもある。
また、昨年話題となったのが高卒新人に対する期待の高さ。球団史上初の高卒野手でキャンプ一軍入りを果たした楽天・オコエ瑠偉をはじめ、球団では西岡剛以来の高卒野手一軍スタートとなったロッテの平沢大河、そして中日の小笠原慎之介と、実に3名が高卒ながらキャンプ一軍スタートを勝ち取っていた。
今年も現時点でヤクルトのドラフト1位・寺島成輝がキャンプ一軍スタートを決めているほか、西武の今井達也や楽天の藤平尚真といったところが一軍スタート濃厚と言われている。
近年稀に見る「豊作年」と言われた2016年ドラフト組は、何人が一軍スタートを切り、開幕一軍の切符を掴み取るのか。ここから約2カ月間に渡るサバイバルに注目だ。
【昨年のキャンプ一軍ルーキー】
▼ 日本ハム:2名
上原健太、加藤貴之
▼ ソフトバンク:0名
▼ ロッテ:2名
平沢大河、関谷亮太
▼ 西武:0名
▼ 楽天:4名
オコエ瑠偉、茂木栄五郎、石橋良太、足立祐一
▼ オリックス:3名
大城滉二、鈴木昂平、杉本裕太郎
▼ 広島:5名
岡田明丈、横山弘樹、船越涼太、西川龍馬、仲尾次オスカル
▼ 巨人:3名
桜井俊貴、重信慎之介、中川皓太
▼ DeNA:5名
今永昇太、熊原健人、野川拓斗、戸柱恭孝、柴田竜拓
▼ 阪神:1名
坂本誠志郎
▼ ヤクルト:2名
原樹里、山崎晃太朗
▼ 中日:5名
小笠原慎之介、佐藤優、木下拓哉、福敬登、阿部寿樹