◆ 角中、和田らが代表入りならず…
今年3月に開催される「第4回ワールドベースボールクラシック」の侍ジャパン27名が発表された。
昨季首位打者の坂本勇人(巨人)、本塁打と打点王の筒香嘉智(DeNA)、最優秀防御率の石川歩(ロッテ)といったタイトルホルダーが代表に選手された。一方で、タイトルを獲得しながらも代表に選ばれなかった選手もいる。
角中勝也(ロッテ)は首位打者と最多安打、野村祐輔(広島)と和田毅(ソフトバンク)は最多勝と勝率第1位の二冠に輝いたが、侍ジャパンには選出されず。その他、盗塁王の金子侑司(西武)、糸井嘉男(阪神)、最多セーブの沢村拓一(巨人)の名前が呼ばれなかった。
【第4回大会】
首位打者:角中勝也
最多安打:角中勝也
盗塁王:金子侑司、糸井嘉男
最高出塁率:柳田悠岐
最多勝:野村祐輔、和田毅
勝率第1位:野村祐輔、和田毅
最多セーブ:沢村拓一
では過去3大会で、前年に個人タイトルを獲得しながら、WBCの日本代表入りを逃した選手はどれくらいいるのだろうか…。
◆ 第1回は岩瀬が選出されず
第1回大会は、打点王の今岡誠、最多セーブの岩瀬仁紀、小林雅英など8人。
特に岩瀬は05年にNPBシーズン新記録となる46セーブをマークする活躍を見せたが、代表のリリーフには藤川球児、藤田宗一、薮田安彦、大塚晶則などが選出されたため、選出されなかった。
【第1回大会】
打点王:今岡誠
盗塁王:赤星憲広
最多勝:下柳剛
最優秀中継ぎ:菊地原毅
最多セーブ:岩瀬仁紀、小林雅英
最高勝率:安藤優也、斉藤和巳
◆ 第2回大会はおかわり君が代表落ち
大会2連覇を飾った第2回大会は、本塁打王の中村剛也、最多安打の栗山巧など8人が代表メンバーとはならなかった。
中村は08年にリーグワーストの162三振を喫したが、同年両リーグ最多タイの46本のアーチを描いた大砲だ。しかし、中村が主戦場にする三塁には村田修一、小笠原道大がいたため、確実性に欠ける中村は代表に選ばれなかった。
【第2回大会】
本塁打王:中村剛也
最多安打:栗山巧
盗塁王:福地寿樹
最優秀防御率:石川雅規
最優秀中継ぎ:久保田智之、川崎雄介
最多セーブ:加藤大輔
最高勝率:館山昌平
◆ 第3回大会は日ハムのリリーフが選出されず
前回大会の第3回は、前年本塁打王の中村、最多セーブの岩瀬は代表メンバーに入ることができなかった。
また、12年に日本ハムのリーグ優勝に大きく貢献した最優秀中継ぎ投手の増井浩俊、最多セーブ・武田久の“勝利の方程式”のコンビは代表入りとはならなかった。
【第3回大会】
本塁打王:中村剛也
盗塁王:大島洋平、聖沢諒
最優秀中継ぎ:増井浩俊
最多セーブ:岩瀬仁紀、武田久