ニュース 2017.01.25. 12:30

日本代表“ラストサムライ”は誰だ!?

無断転載禁止
小久保ジャパン常連の今宮が最有力と言われていますが...

「近々というか、早めに発表したい」


 「なお、本日発表予定だった選手が1名辞退となりましたので、27名の発表となります」。侍ジャパンのメンバー発表は、思わぬ一文から始まった。

 24日、都内で行われた侍ジャパンの記者会見。3月開幕の第4回WBCへ向けた代表メンバーが発表されたが、大会の登録枠が28人なのに対し、小久保裕紀監督の口から読み上げられたのは27名だった。

 辞退者が誰だったのかは明かされず、その詳細に関しても言及されることはなかったため、その真相は不明のまま。ただ言えることは、予期せぬアクシデントによって“最後のイス”が空席となったという事実だけである。

 メンバー発表の後、「残り1名については決定次第発表」との説明があり、小久保監督は「野手の予定です。近々というか、早めに発表したいと思います」とコメント。質疑応答ではそのメンバーについての質問を受けるも、「頭にはありますけれども、関係各位の調整が必要なので...」と明言は避けた。


候補は内野手か


 事前の報道で選出が有力視されていた選手のなかでは、日本ハムの中島卓也の名前がなかった。

 中島に関しては自主トレで負傷したとの情報も報じられており、23日には高浜祐仁と入れ替わりでキャンプ二軍スタートとなることが発表されていたため、たしかに辞退となっても不自然ではない。

 他ポジションの構成を見ても捕手が3名、外野手は6名と入っていることから、おそらく内野手となることが濃厚。中でもバックアッパーとして機能しそうなユーティリティープレーヤーが理想的だと言えるだろう。


 ここで最後のピースを探る前に、まずは内野手の現状をまとめてみよう。

【侍ジャパン・内野】
▼ 一塁手
中田(内川)

▼ 二塁手
山田(菊池)

▼ 三塁手
松田(菊池)

▼ 遊撃手
坂本(菊池)

 ()で入れたのは、現時点で各ポジションのバックアップとして考えられる選手。小久保監督は「山田はセカンド一本。菊池はショートとサードを含めて、緊急事態の時に」という発言をしており、有事の際には菊池がどこかを埋めるという見通しを立てている。

 とはいえ、当然ながら菊池は一人しかいない。中島が入っていればショート・セカンドのバックアップを担い、菊池はセカンドもしくはサードというような分担ができていただけに、最後の一人にはショートを守れて器用な選手が入るという予想が自然だろう。



本命は“侍常連”の...


 こうなると真っ先に思い浮かぶのは、ソフトバンクの今宮健太だろう。

 小久保ジャパン常連の選手であり、小久保監督の初陣となった2013年の台湾遠征から2014年の日米野球、2015年の欧州選抜戦、プレミア12、2016年春の強化試合までずっとメンバー入りを果たしていた。

 ただし、昨秋は右肘の手術を行ったこともあり、初めて代表から外れた。自主トレで精力的に汗を流すなど、術後の順調ぶりは本人のTwitterでも発信されているが、やはり手術明けという部分での不安は完全には拭いきれない。

 過去の経験から見ても本命で間違いないが、不安もあるというのが正直なところだ。


 その他では、赤ヘルの切り込み隊長として成長を見せる田中広輔や、パ・リーグのショートでベストナインに輝いた鈴木大地といったところも有力候補。さらに二・遊に加えて外野も守れる阪神・大和を推す声もあるが、彼らは今宮とは対照的で代表歴がない。まさに“ぶっつけ本番”となってしまうという気がかりな点はある。


世界一を知る男


 そこで最後に穴候補として挙げておきたいのが、カブスの川崎宗則だ。

 ショートはもちろん、サードもセカンドも守ることができ、なによりベンチを明るくする力を持っている。2006年と2009年と2度に渡って世界の頂点に輝いている経験も心強いことこのうえない。

 メジャー入りへ向けて重要な時期であることは間違いないが、つい先日カブスに残留することも決まり、新天地でゼロから...というわけではないことも好材料だろう。

 登録メンバーの提出締切は現地時間2月6日(日本時間7日)。これまで「コンディション」や「チームの結束力」といったところを重要視してきた小久保監督は、最後に誰の名前を書き記すのか。“28番目の男”に注目だ。

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