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「優勝に貢献したい」巨人・陽岱鋼の挑戦 ~スポーツ人間模様~

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FAで巨人に移籍し、入団記者会見で背番号「2」のユニホームを披露する陽岱鋼=19日、東京都内のホテル 写真提供:共同通信社

「スポーツ人間模様」 ~巨人・陽岱鋼~


 このオフ、史上初となるFA3選手獲得という大補強を敢行した巨人。その中で唯一の野手が、日本ハムから獲得した陽岱鋼でした。

 「伝統ある球団。個人の成績よりもチームの優勝に貢献したい」と語った男。何より、背番号「2」がうれしそう。王さんの1番と、長嶋さんの3番の間という、巨人ではちょっと重みが違います。

 また、入団会見の日に陽が着用した赤のネクタイは、堤ゼネラルマネジャーからのプレゼント。特別な存在を思わせます。

 それにしても、腑に落ちないことがひとつ。巨人が陽の獲得に本格参戦することを明らかにしたのは、12月4日のことです。噂はあったものの、それからごくわずかの期間で一気に契約までこぎつけました。

 当初、フロントは陽獲得に対してあまり熱心ではなかったといわれています。それが本社からの「絶対に獲れ!」のひとことで、エンジンがかかった。

 それは台湾市場へ目を向けたからです。なるほど、今季は三軍の川相昌弘監督が若手選手を率いて台湾遠征を行ったほか、巨人と台湾のOB戦まで開催されました。

 そうしたこともあって陽の地元・台湾の盛り上がりは激しく、入団会見には台湾から7社のメディアが取材に訪れたほか、球団のSNSでも生中継されました。

 このフィーバーに地団駄を踏んでいたのは、陽がFA宣言してすぐに手をあげていたオリックス、楽天でしょう。ともに3年9億円の条件を提示していましたが、巨人は5年15億円と言われています。

 特に関西は今、台湾からの観光客が多い。オリックスは外国人観光客を球場へ呼ぶためにも、その目玉にしたかったという思惑もあったようです。

 ベテラン勢に大幅な減俸が目立った巨人の契約更改。その資金を投入して、総額25億円とも言われる大補強を行いました。すべては、V奪回のため...。首脳陣は競争を示唆していますが、大金を払って獲得した選手を起用しないことは考えにくいです。

 高橋由伸監督は「走攻守、3拍子揃った、主軸として力になってくれると期待している」とコメント。しかし、14年の右肩痛にはじまり、15年には左手骨折、16年も右肋骨の骨折など、最近は特に故障が多い。このあたり、G党にはちょっと気になるところです。
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