2月1日のキャンプインに向け西武の出陣式が27日、所沢市内のくすのきホールで行われ、ファン3104人の前で、辻監督や選手らが今季にかける意気込みを語った。
辻監督は、「選手たちは悔しい思いをしている。キャンプインから開幕までの2月、3月の2カ月でチームを一つにして、チームとして戦える状況になるように」と話し、ファンに「一緒に戦ってください」と呼びかけた。
また、開幕投手が有力視されている菊池雄星は、「ケガせず、1年間ローテーションを守れるように」と意欲。2015年にシーズン最多の216安打を放った秋山翔吾は、「もう1回200本安打を打ちたい。1打席、1本ずつ積み重ねて行けば、220本にも近づく」と自身の持つ最多安打記録の更新を見据えた。
最後は選手会長の炭谷銀仁朗が挨拶。「辻新監督の元、チームスローガン『CATCH the ALL つかみ獲れ!』を胸に、今年こそリーグ優勝、日本一を必ずやりたいと思います」と語気を強めた。
さらに、「今シーズン、ホーム開幕戦が4月4日です。何の日かわかりますか?獅子の日です。これも何かの縁だと思いますので、今シーズンも熱い声援をよろしくお願いいたします」と話すと、会場からは激励の拍手がわき上がった。
式後に行われた囲み取材で、辻監督も「獅子の日?上手いこというなぁ」と感心していた。