ニュース 2017.02.01. 18:00

レギュラーを目指す君へ…プロ野球選手からのアドバイス

無断転載禁止
 どんなスター選手も、最初はみな同じ白球を追いかける野球少年だった――。彼らはいかにして競争を勝ち抜き、プロ野球選手となったのか。トッププロたちに少年時代のことを振り返ってもらった。


すべてにおいて必要な「走」


 大きく見ても「投手」と「野手」の2つに分かれ、その中でも役割が細かく分かれる野球というスポーツ...。

 それぞれの役割、スタイルに合わせてさまざまな道具が存在しているわけだが、専門が「投」であっても「打」であっても、共通して必要な要素がある。それが「走」だ。

 攻撃でも守備でも、すべては足から始まる。ということは、“走り”で差をつけることができれば、すべてのライバルに対して一歩前に出るということ。これは厳しいレギュラー争いの中で何よりのアドバンテージとなる。


 そんな「走」の部分の重要性を語るのが、楽天の足のスペシャリスト・聖澤諒だ。こだわっている道具は、もちろん「スパイク」。特に大事にしていることは、「フィット感」だと言う。

 「イメージ的には素足のような状態。究極は素足に歯が生えたような状態ですね。靴を“履いている”という感覚が苦痛となるので」

 攻守において必要な要素であり、自身の武器でもある“走り”を最大限邪魔しないように。足元を支える道具こそ、こだわりを持って選ぶべきだと提言する。


踏み出す勇気


 また、巨人の“元祖・育成の星”といえば松本哲也。身長やパワーで劣る男がチームに欠かせない存在になれた要因も、武器である「足」があってこそだった。

 守備においても、走塁においても、大事なのは「一歩目」だと松本はいう。

 「思い切りの良さが重要。先の塁を目指す時、ギリギリの打球に挑む時、共通しているのが“一歩目”の大切さなんです」

 一歩目を切る勇気――。それを足元から後押ししてくれるようなパートナーを見つけることも、レギュラー奪取の近道といえる。


プロが少年・少女に贈るアドバイス


 「選ばれし9人になる」――。

 プロであっても、アマチュアであっても、少年であっても、すべての野球をプレーする選手にとって共通の目標だ。

 誰もががむしゃらにレギュラーの座を目指し、白球を追いかけ続けた少年時代。そこから激しい競争に勝ち残り続け、活躍をし続けたほんの一握りがプロへの門を開く。


 道具の選び方に始まり、上達への近道まで聞いてきた企画の最終回となる今回は、「プロ野球選手になる」という夢を叶えたトッププロたちに、現在プロを目指して戦っている野球少年・少女へのアドバイスをもらった。

 選手たちはいかにして激しい競争に打ち勝ってきたのだろうか。またプロになった今でも「こうしておけばよかった」と後悔していることとは...?


「好きを力に」


 野球をするうえで大切なこと…。選手にアドバイスを求めた時、何人かの選手が共通するワードを挙げた。

 そのひとつが、「野球が好き」という気持ちである。



▼ 巨人・菅野智之「きっといいことがある」

 今や巨人のエースとして活躍している菅野智之。そんな男にも、少年時代に「やっておけば良かった」と思うことがあったという。

 練習はたくさんしていた方なので、今思うのは野球以外のスポーツをもっとやっていたら違ったのかなという。

 アメリカだと、オフシーズンにアメリカンフットボールとか、バスケをやったりしている選手もいるんです。そうすると普段(野球では)使わない筋肉を使ったり、違った視点からの新たな発見があるかもしれない。そういった経験を野球に活かしたりすることも大事だったのかなと、今は思いますね。


 他のスポーツにも視野を広げてみる、というアドバイス。ただし、それは野球という“本業”があってこそと付け加える。

 とにかく「野球が好き」という気持ちが一番大事。

 好きなことだからこそ頑張れる。そんな少年の時の気持ちを忘れず、ずっと野球を続けていけば、きっといいことが待っていると思います。


 また、菅野と共に戦う長野久義や松本哲也、そして西武の栗山巧も同様の意見を述べている。


 

▼ 巨人・長野久義「楽しくやる」

 楽しく、「野球を好き」という気持ちを忘れずにやってほしい。

 何事も楽しくやることが一番じゃないですか。僕もはじめからレギュラーという選手ではなかったですが、いつの時も腐らず、地道に。貪欲に練習を続けることが大事だと思っています。



▼ 巨人・松本哲也「良いイメージを持って取り組む」

 練習を人より多くやることが大事。また、練習をするにしてもただやるのではなく、しっかりイメージしてやる。良いメージを持って取り組むことが大切だということを伝えたいですね。

 あとは、小さいころは野球を楽しむこと。楽しんでやることが上手くなるための一番の方法だと思うので、野球を楽しんで、好きになってくれればと思います。



▼ 西武・栗山巧「たのしんでやること」

 なによりもまずは、野球を楽しんでやることが一番。

 そうそう上手くいくことはないですけど、どれだけ自分が練習してきたものを出せるかという積み重ね。チャレンジ精神を持って、たのしんでやることがレギュラーになるための近道じゃないかなと思っています。


「強い気持ち」


 上手くなるには練習あるのみ。つらい時に支えとなるのが、折れない心だ。

 どんな時も強い気持ちを持ち続けること。ライバルとの差を決める大きな要素のひとつになる。



▼ 中日・浅尾拓也「絶対に負けない」

 ケガからの復活を目指す鉄腕、中日の浅尾拓也は「競争」の大事さを説く。

 たとえレギュラーから外れたとしても、勝ちたいという気持ちは常に持っておく。逆にレギュラーとった人は、負けたくないという気持ちを常にもってやる。そうすることでお互いがすごく成長すると思います。

 相手が多ければ多いほど競争力が高くなる。どんな時も負けないという気持ちを強く持ってやってほしいです。

 絶対に負けたくないライバルがいるから、限界まで体を追い込むことが出来る。その競争がチームの底上げにもつながるのだ。



▼ 広島・會澤翼「根気強く続けること」

 広島の捕手・會澤翼が語ったのは、「継続」することだ。

 何事も根気強く続けること。継続は力なり。これを信じて練習に取り組むことですね。

 また、野球やっていると、人としても成長できると思います。上下関係だったり、礼儀だったりっていうのは、グラウンドの外でもすごく大事なこと。それを教えてもらったのが野球でした。技術云々よりもまず、そういう部分が大事だと思います。

 謙虚な気持ちで、根気強く。地道にやっていくことが、成功への一番の近道なのだ。


「ケアを怠るべからず」


 最後に、具体的なことを挙げてくれたのがヤクルトの雄平。練習の“あと”にも大切なことがあるのだと教えてくれた。



▼ ヤクルト・雄平「小さい頃からケアを」

 今になって思うのは、ケアの重要さです。

 練習をたくさんやるのはもちろんですが、その後のストレッチなどのケアが大事。どれだけ頑張っても、ケガをしてしまっては何の意味もないですから。小さい頃からもっと体のケアをしておけば良かったなと思います。

 どんなに才能あふれる選手でも、万全な体がなければその能力も発揮することはできない。小さい時から体をいたわる習慣を染み込ませておくことも大事なのだ。


 
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【プロからのアドバイス】
・“履いている”と感じることが苦痛なので、フィット感が大事。
・究極を言うと、素足に歯が生えたようなものが良い。(楽天・聖澤諒)


【ポイント②】
独自のスタッド形状



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【プロからのアドバイス】
・盗塁で最も大事なのは「スタートを切る勇気」。
・思い切りの良さこそ、成功率向上のカギ。(巨人・松本哲也)


 

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