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関西は糸井フィーバー「驚いています」阪神・糸井嘉男 ~スポーツ人間模様~

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【プロ野球阪神宜野座キャンプ】2017年2月1日 打撃練習後に笑顔の阪神・糸井嘉男=宜野座村野球場 写真提供:産経新聞社
関東では、それほどには感じませんが、関西では糸井フィーバーが連日…。たとえば、ワイドショーで人気といえば、小池百合子都知事ですが、関西は糸井。スポーツ紙の1面も東京では大谷翔平のところ、関西では糸井が各誌を飾っています。当の糸井は、

「できすぎだと思う。驚いています」

と、阪神という球団の注目度に改めて仰天している。京都出身なので認識してはいても、その中心に自身が置かれていることで、やりがいはあるが、またその責任の重さも痛感しています。なにしろ、あの星野仙一さんも阪神の時が一番苦しかったと言っています。

オフの阪神。FAが解禁される以前に、糸井に加え、結局は宣言しなかった中日・大島、それから日本ハムの陽。この3人の中から誰にしたいかと、フロントから金本監督へ打診があったそうです。

金本監督は間髪を入れず「糸井」と答えたとのこと。糸井にしても、日本ハムで投手から野手へ転向する際、現役時の金本を、

「参考にしました。そんな方から、オファーがいただけたのは本当にうれしい」
と語っていました。すでに、絶大な信頼関係にあるということでしょう。

糸井は幼少時、右投げで野球をはじめた当初は右打ちでしたが、ある日、親戚のおっちゃんから、「掛布みたいに打ってみろ」と言われ、左打ちになったというエピソードがあります。言わばそのおっちゃんのひとことによって、現在の糸井があると言えるでしょう。

さらには、高校時代、阪神のスカウトが無名の糸井に着目したという縁もあり、糸井にとって阪神は特別な球団なのです。

以前から、宇宙人と呼ばれ、突飛な発言を大まじめにすることで知られている。宇宙人と呼ばれることに、

「大好きだ。だって、おれには宇宙人の自覚があるから」

とサラリ。目標を質問されると、「ベジータとカカロット」をあげました。何のことか、さっぱりわかりませんが、ともに鳥山明さんの漫画、ドラゴンボールに登場するキャラクターだそう。こうしたことを大まじめに話します。かつてない選手といえるでしょう。

35歳とはいうものの、スバ抜けた身体能力の持ち主。スポーツの基本のキは走力です。昨年は53盗塁で、史上最年長の盗塁王。

キャンプイン前日。糸井は宿舎の全選手の部屋を個別にたずね、あいさつに行っている。

「チームメートによろしくお願いしますと言いたかった」

このあたりの腰の低さは、見習うべきことでしょう。

初のセ・リーグへ挑戦する糸井。楽しみです。
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