2年連続70試合登板のタフネス右腕
ヤクルトの秋吉亮が3日、浦添キャンプ2度目のブルペンに入り、捕手を座らせ57球を投じた。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表にも選ばれているサイドハンドは、「まだフォームがバラバラなので、投げ込んで戻すしかない」と言いながらも、WBC公認球の扱いについては、「だいぶ慣れてきたし、滑ると感じる頻度が減った」と手応えを口にした。
この日は「落差があった」と語るシンカーを試すなど、変化球も多投。代名詞であるスライダーに関しては、「外にボールになるぶんにはいいが、中に入って甘くならないように。WBCもだが、シーズンに向けてもいろいろ試して行きたい」と、曲がり幅の小さいカットボール習得にも意欲を見せた。
WBCに向けては、招集が期待されていたメジャー投手陣が全員不参加となり、開幕投手候補だった大谷翔平(日本ハム)も故障で参加辞退を余儀なくされた。ここへ来てネガティブな話題が続いている侍ジャパンだが、2年連続70試合登板を誇るタフネス右腕は、着々と準備を進めている。