ニュース 2017.02.07. 07:45

先発からリリーフに転向した投手といえば…

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阪神の岩崎優
 4年目を迎える岩崎優(阪神)が今季から本格的にリリーフに転向する。

 岩崎は国士舘大から13年ドラフト6位で阪神に入団。プロ入り後は先発を務め、1年目が5勝、2年目と3年目が3勝だった。昨季リリーフで3試合に登板しているが、14年と15年は全て先発だった。今季から配置転換となる中継ぎで、ブレイクが期待される左腕。これまでに先発からリリーフに転向し、活躍した選手を見ていきたい。

 岩崎と同じ左の松井裕樹(楽天)がその一人。松井裕はプロ1年目の14年、開幕から先発ローテーションに割って入るも、制球を乱し失点するシーンが多かった。一方で、奪三振数が非常に多く、規定投球回未到達ながらリーグ5位の126三振を記録した。

 奪三振数が多い松井裕は、翌年にリリーフへ配置転換。当初は広島から移籍してきたミコライオに繋ぐセットアッパーを期待されたが、ミコライオが椎間板ヘルニアを発症し長期離脱。開幕から松井裕が抑えを任されることになった。開幕から13試合連続無失点に抑えるなど、抜群の安定感を見せ、球団新記録となるシーズン33セーブをマーク。昨季も30セーブを挙げ、リリーフへの配置転換が上手くいった形だ。

 右投手ではロッテの大谷智久が当てはまる。09年ドラフト2位で入団した大谷は、先発とリリーフの両方を務めていたが、14年から本格的にリリーフへ配置転換。春先、ビハインドゲームでの登板が多かったが、シーズン途中からセットアッパーとして起用され、49試合に登板し23ホールドをマーク。15年は開幕から守護神・西野勇士に繋ぐ“8回の男”としてリーグ2位の32ホールドを記録した。リリーフに配置転換し、成功した一人といえるだろう。

 その他、沢村拓一(巨人)、中崎翔太(広島)、須田幸太(DeNA)、現役を引退した福原忍などが先発からリリーフに転向し、結果を残している。岩崎は本格的にリリーフとなる今季、彼らのように活躍できるか注目だ。
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