ニュース 2017.02.12. 17:00

春季キャンプの入団テストで合格した選手は?

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2016年の春季キャンプで入団テストを受けた木村昇吾
 昨年DeNAを戦力外となった久保裕也が13日から金武町ベースボールスタジアムで行われる楽天の練習にテスト生として参加することが決まった。

 過去にも久保のように春季キャンプで入団テストを受験した選手がいる。15年オフに広島からFA宣言した木村昇吾がそうだ。木村はFA宣言するも、獲得する球団が現れなかったことに加え、広島がFA権を行使したうえでの残留を認めなかったため、未所属の状態だった。

 そんな中、西武が春季キャンプにテスト生として木村を招待。背番号なしのユニフォームで西武キャンプに参加した木村は春季キャンプでアピールし、2月5日に支配下選手として入団した。

 中村紀洋は、06年オフに当時所属していたオリックスと契約が合意せず自由契約に。他球団からのオファーを待ったが、2月1日のキャンプインまでに獲得の発表はなかった。その後、中日がテスト生としてキャンプ参加を呼びかけ、テストに合格し育成枠での入団が決まった。その後、開幕前に支配下選手となり、同年の日本シリーズではMVPに輝く活躍を見せた。

 投手では、04年にオリックスから戦力外となった吉井理人がそうだ。吉井は近鉄と球団合併し生まれ変わったオリックス・バファローズの春季キャンプに参加。近鉄時代の恩師で当時オリックスの指揮を執っていた仰木彬監督ら首脳陣にしっかりとアピールし、再契約を勝ち取った。シーズンが開幕してからは、03年以来となる白星を挙げるなど6勝をマークした。

 その他、今岡誠、金石昭人、外国人ではアブレイユ、カラバイヨなどが春季キャンプの入団テストを経て入団を決めた。一方で、15年に古巣・日本ハムの入団テストを受験した菊地和正が不合格に終わったケースもある。

 久保は13日からの4日間で首脳陣にアピールし、契約を勝ち取ることができるだろうか。
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