中田は「良い方向に向いている」
侍ジャパン小久保裕紀監督は14日、日本ハムの名護キャンプを視察した。
12球団のキャンプ地を巡り、代表戦士たちの視察を行ってきた小久保監督。2週間に及ぶ行脚の最後となったのが、最多タイの4選手を代表に送り込んでいる昨季王者・日本ハムだ。
アメリカでの一次キャンプを終え、沖縄・名護での二次キャンプに合わせて中田翔ら二軍調整中だった主力が一軍に合流。小久保監督はブルペンから打撃練習、そして紅白戦をチェックし、代表選手たちの状態を自らの目で確認した。
打撃練習では、ここに来て手首の状態に不安が発覚した中田翔の打撃に注目。「栗山監督とも話をしましたが、大丈夫そう。手首のケガで、彼の場合逆に力みがなくなったというか、良い方向に向いている気がします」と安堵の表情を見せ、「これ以上悪くならなければいいですね」と付け加えた。
大谷との会話は...?
また、この日はケガのため代表を外れることになった大谷翔平と、辞退発表後初めてとなる対面も果たした。
会話を交わした小久保監督は、その詳細は語らなかったものの、「打つのは影響ないということでしたが、全力で走るのは難しいと。シーズン開幕はおろか、彼の野球人生に関わることですから」とコメント。
当の大谷は、この日も完全別メニューでの調整。しかし、アップを終えるとバットを片手に1人室内練習場へと向かい、誰もいない室内で黙々とティー打撃を行った。
そして、練習後には長蛇の列を作るファンにサインのサービス。開幕に向けてどこまで回復できるのか、大谷の今後に注目が集まる。