鬼崎裕司,
西武の鬼崎裕司

◆ 中島が退団後は…

 西武は2008年を最後に9年間リーグ優勝から遠ざかっている。リリーフ陣、昨季リーグワーストの101失策だった守備など課題は多い。もう1つあるとすれば、遊撃の固定できなかったこともあげられるのではないだろうか。西武黄金時代には石毛宏典、松井稼頭央といったチームを代表するショートが存在した。

 最近10年間の西武のショート最多出場選手をみると、中島裕之がメジャーに挑戦する12年までレギュラーに君臨。09年と11年は全144試合で先発出場し、リーグ優勝した08年には「3番・ショート」で、打率.331、21本塁打81打点をマークした。松井稼がメジャーに挑戦した後、ショートのポジションをしっかりとモノにした。

 ただ、中島が退団した後、ショートを固定できずにいる。13年は永江恭平の91試合出場がチーム最多。ちなみに永江はこの年、スタメンで出場した試合はわずか24試合だった。14年以降も100試合以上出場した選手はおらず、昨年は鬼崎裕司の60試合がチーム最多となっている。

 ドラフトでも12年に金子侑司、14年に外崎修汰、15年に呉念庭、16年に源田壮亮など毎年のようにショートの選手を獲得しているが、レギュラーと呼べる選手がでてきていない。金子侑が昨季盗塁王に輝いたが、昨季途中から外野がメインになり、今季から外野手登録に変更となった。

 現状では、攻走守“三拍子”揃ったショートを育てるのが難しいという印象だ。今季こそ、ショートのレギュラーをモノにする選手が現れるだろうか。

◆ 最近10年間のショート最多出場選手

07年 中島裕之(140試合)
08年 中島裕之(122試合)
09年 中島裕之(144試合)
10年 中島裕之(129試合)
11年 中島裕之(144試合)
12年 中島裕之(134試合)
13年 永江恭平(91試合)
14年 渡辺直人(85試合)
15年 金子侑司(57試合)
16年 鬼崎裕司(60試合)
※()はショートでの出場試合数

この記事を書いたのは

岩下雄太

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