ニュース 2017.02.17. 07:45

マー君、マエケン、山田…高卒5年目の成績は?

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田中将大は07年から13年まで楽天でプレーしていた

マー君、高卒5年目に19勝


 大谷翔平(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)、鈴木誠也(広島)など高卒でプロ入りした“大谷・藤浪世代”は、今年でプロ5年目を迎える。そして今年は田中正義(ソフトバンク)、佐々木千隼(ロッテ)、柳裕也(中日)など同学年の大卒の選手たちがプロ入りした。

同学年とはいえ、一足先にプロ入りした高卒組は大卒ルーキーに成績で負けたくないという思いがあるだろう。では、球界を代表する選手たちの高卒5年目はどのような成績だったのだろうか…。06年のドラフト以降でプロ入りした、主な高卒5年目の選手を振り返っていきたい。

 高卒5年目で2ケタ勝利を挙げた投手をみると、11年の田中将大(当時楽天)、前田健太(当時広島)、16年の武田翔太(ソフトバンク)の3人しかいない。特に田中は、19勝5敗、241奪三振、14完投、防御率1.27と抜群の成績を残し、最多勝、最優秀防防御率のタイトルを獲得。9月10日の日本ハム戦では、2006年夏の甲子園大会決勝以来となる斎藤佑樹と投げ合い、9回1失点で完投勝利した。高卒5年目のこの年、大卒出身の同級生に格の違いを見せつけるシーズンとなった。

 一方で、高卒4年目までにシーズン2ケタ勝利を挙げていた由規(ヤクルト)が高卒5年目の12年、一軍登板なし、由規と同級生の唐川侑己(ロッテ)は8勝、西勇輝(オリックス)が高卒5年目の13年は9勝だった。

<投手>
田中将大
5年目:27試 19勝5敗 防1.27(11年)

前田健太
5年目:31試 10勝12敗 防2.46(11年)

武田翔太
5年目:27試 14勝8敗 防2.95

山田、浅村はタイトル獲得


 野手は、高卒5年目に100安打以上記録した選手を調べてみた。山田哲人(ヤクルト)は高卒5年目の15年に183安打を記録。この年、本塁打王(38本)、盗塁王(34盗塁)、最高出塁率(.416)のタイトルを獲得し、日本球界では13年ぶりにトリプルスリー(打率3割・30本塁打・30盗塁)を達成した。

 172安打を放った浅村栄斗(西武)は13年、故障で離脱した中村剛也に代わり4番に座るなど、打率.317、27本塁打、110打点をマーク。打点はリーグ最多を記録し、自身初のタイトルを獲得した。

 一方で、不動の3番打者に成長した丸佳浩(広島)、14年に最多安打のタイトルを獲得した中村晃(ソフトバンク)、14年盗塁王の梶谷隆幸(DeNA)は高卒5年目に100安打以上放つことができなかった。

 今季5年目を迎える大谷、藤浪、鈴木、田村龍弘(ロッテ)、若松駿太(中日)は、大卒の選手たちに負けない活躍ができるか注目だ。

<野手>
坂本勇人
5年目:144試 率.262(568-149)本16 点59

中田翔
5年目:144試 率.239(547-131)本24 点77

浅村栄斗
5年目:144試 率.317(543-172)本27 点110

筒香嘉智
5年目:114試 率.300(410-123)本22 点77

今宮健太
5年目:144試 率.244(551-132)本3 点42

山田哲人
5年目:143試 率.329(557-183)本38 点100

西川遥輝
5年目:125試 率.276(442-122)本5 点35

桑原将志
5年目:133試 率.284(462-131)本11 点49
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